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路上は愛で満ちている ~ 千葉県松戸市


千葉県松戸市

千葉県松戸市
 
久しぶりに更新したかと思えば何だかわけのわからないタイトルで始めてしまって申し訳ない。更新が滞っているのは、昨年のいい蓋の日(11月2日)に行われたマンホールナイトと、その後の下水君100周年記念企画にエネルギーを使いすぎたせいか、撮った写真の整理がさっぱり追いついていないからで、実を言うとネタの数はかなり溜まっている。これまでのペースで更新を続けてもあと5年くらい持つのではないかというくらい。とりあえず2011年以前の写真の整理が終了したので、一区切りとして久しぶりにブログの更新にもエネルギーを振り分けてみた次第だ。なお、来る7月6日には再びマンホールナイトが開催される予定だ。
 
写真の整理が追いつかない理由は他にもある。今までは見過ごしていた、あるいは見ても気に留めなかったような事柄に目が行くようになってしまい、撮る写真の枚数や分類すべきジャンルが止め処なく増えてしまっていることだ。
 
例えば、最初に載せた写真の蓋は「矢切の渡し」がデザインされた松戸市の蓋で、以前に掲載したこともある蓋だが、次の蓋と見比べると細かな相違点が幾つか出てくる。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらも「矢切の渡し」がデザインされた蓋だが、先の蓋で「おすい」と書かれている部分がこの蓋では「うすい」となっていることから、まず用途が異なっていることがわかる。「おすい」は家庭排水を中心としたいわゆる汚水であり、「うすい」は雨水のことだ。汚水用の蓋と雨水用の蓋とでデザインを使い分けている自治体も多いが、松戸市はそうでないことがこれでわかる。また、鍵穴の有無やこじり穴の形状などが微妙に異なっているが、これは先の蓋が長島鋳物㈱の製品であるのに対し、この蓋が日之出水道機器㈱の製品であることによる。こういった細かな形状の相違点は、各々の鉄蓋メーカーの個性として捉えると分類がし易くなる。また、蓋の形状ではなく写真の写り具合に着目すると、先の蓋はギラリ蓋と分類することもできる。
 
どうでもよい事柄と言ってしまえばそれでお終いなのだが、この二つの蓋だけを見てもこれだけの着目点があるのだ。更には、蓋にデザインされているものとその蓋とを一緒に写す「ご本人登場」(仮命名)や、本来の設置場所とは異なる場所に設置された「越境蓋」などの設置場所による分類もあれば、字体の違いや「萌え点」の有無による、文字に着目した分類もある。他にも「東京市型」・「名古屋市型」といった蓋の地紋や「下水構え」による系統的な分類などもあり、計画的に分類を進めないと収拾がつかなくなってしまう。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらは2002年に倒産してしまった日豊金属工業㈱の製品。
 
 
このように細かな相違点に着目したり、鉄蓋の歴史や鉄蓋メーカーの個性を見極めること、これはこれで楽しく、そのようにして鉄蓋鑑賞に嵌り行く人は筆者だけでなく他にも幾人かいるようなのだが、何故そんなに楽しいのか、そこまで労力を掛ける情熱はどこから出てくるのか、最近はそんな漠然とした疑問が浮かぶようになっていた。
 
そんな中、同じ症状に陥っていると思われる方の書いた「エスカレーターメーカーを見極める」という記事を見つけた。この記事を書いたのはエレベーターガールならぬエスカレーターガールの通り名を持ち、みちくさ学会でもエスカレーターの担当講師を務める有名な方なのだが、そのみちくさ学会の記事に「おまえのことは俺がいちばんよく知っている、という種類の愛」というタイトルの記事があったのだ。なるほどこれはそういう種類の「愛」だったのか、楽しいのも労力を掛ける情熱が出てくるのも愛ゆえ、やっぱりね、実は知ってたよ、と膝を打って気がついたら今回の変なタイトルでブログを書き始めていたわけだ。
 
(ちなみにエスカレーター鑑賞を趣味にできるのは女性だけだ。男がエスカレーターの周りでカメラを構える怪しさは、蓋のある地面にカメラを向ける怪しさの比ではないからね)
 
 
 

北小金駅

というわけで、前置きが大分長くなってしまったが、この日(6/23)はそんな「愛」に溺れつつ松戸を散歩した。写真は常磐線北小金駅の北口。
 
当初はこの日の散策で出会った細かな違いを含む全ての種類の蓋を一つの記事に纏めるつもりでいたのだが、ピックアップしてみると100枚を軽く超えてしまったので(路上は愛で満ちている!)、今回は松戸市の下水道関連の蓋のみを取り上げてみる。以下、だいたい見つけた順に掲載。
 
 
 

千葉県松戸市

控えめに「まつどし」・「おすい」と書かれた小さな蓋。丸をたくさん並べた地紋は東京ガスの蓋にもよく使われているが、これは日本鋳鉄管㈱の製品のようだ。
 
鉄蓋の場合、エレベーターと違ってメーカー名が書かれていることは少なく、各社のパンフレットを読んだり、下水道展などで直接メーカーの人に聞いて回ったりしないとその正体が判明しないことが多い。より深い「愛」が要求されるわけだ。
 
 
 

千葉県松戸市

「コアラ」がデザインされた蓋。メーカーは長島鋳物㈱。
 
 
 

千葉県松戸市

テトラポッド地紋の蓋。関東でこの地紋の蓋はほぼ間違いなく長島鋳物㈱の製品だ。
 
 
 

千葉県松戸市

手毬のような地紋の蓋。丸くて四角くて三角な、サクマ製菓のいちごみるくのような蓋だ(あっちは「まぁるくて ちっちゃくて さんかく」)。これも長島鋳物㈱の製品のようだ。
 
 
 

千葉県松戸市

大きな雨水蓋。コアラが一匹増えた。デザインに融合した感じの下部の鍵穴の形状から、この蓋も長島鋳物㈱の製品のように思われる。
 
デザイン蓋の場合、公募を行うなどして蓋のデザインを自治体が決定して各メーカーに指定する場合と、鉄蓋メーカーがデザインを考案して各自治体に売り込む場合と、大きく分けて二つのパターンがあるのだが、松戸市の場合、「矢切の渡し」のデザインは前者、「コアラ」の場合は後者に当てはまるのではないかと思われる。すなわち、コアラ蓋は全て長島鋳物㈱の製品ではないかと。
 
 
 

大谷口歴史公園

中世の城郭跡に造られた大谷口歴史公園。この周辺にコアラ蓋(大)は多数設置されている。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらも大きな雨水蓋。ほぼ間違いなく日之出水道機器㈱の製品。
 
 
 

千葉県松戸市千葉県松戸市

再びコアラ蓋。小型の汚水桝の蓋だ。さっきの推測が正しければこれらの蓋も長島鋳物㈱の製品ということになるが、あまり自信は無い。
 
 
 

東京スカイツリー

途中スカイツリーが見えた。
 
 
 

千葉県松戸市

再び「矢切の渡し」の蓋。一番最初に掲載した蓋と同じく長島鋳物㈱の製品だが、鍵穴の有無と蝶番の補強部分の有無が異なる。恐らく、同じ長島鋳物でもこの蓋の方が新しい製品だ。
 
 
 

千葉県松戸市

この蓋は、こじり穴のサイズから日豊金属工業㈱の製品だと思われる。先に掲載した同社の蓋と比べると、受け枠部分のデザインの有無や鍵穴の有無が異なる。
 
他に大きな違いとして、渡し舟や舟に乗っている人たちの凹凸の違いも挙げられる。恐らくエポキシ樹脂で彩色することを前提とした鋳型で造られた蓋なのではないかと思われる。勝手に彩色したら怒られるかな?
 
 
 

千葉県松戸市千葉県松戸市

汚水桝の蓋。太陽のようなこの地紋は、以前テレビに出演した際にお世話になったアクアインテック㈱(旧 旭テック)の製品だ。
 
 
 

千葉県松戸市

プラスチック製の汚水桝の蓋。この蓋は積水化学工業㈱の製品のようだ。
 
 
 

本土寺

本土寺に到着。アジサイが見頃だった。
 
 
 

本土寺

「花の寺」と呼ばれるだけあって、見事な庭園だ。
 
 
 

本土寺

今回は蓋の画像が多いので目の保養もいつもより多めに。
 
 
 

千葉県松戸市

再び汚水桝の蓋。この蓋はアロン化成㈱の蓋だと思われる。「まつどし」と入るべき部分が削られている。
 
 
 

千葉県松戸市

続いて前澤化成工業㈱のものと思われる製品。似た地紋の蓋をタキロン㈱も造っているが、真ん中に6つ並ぶ三角形の部分や、くもの糸のような地紋の凹部分の幅から、前者の製品である可能性が高いと思う。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらも前澤化成工業㈱の製品だと思われる。
 
 
 

千葉県松戸市

この地紋の蓋は今のところ正体が割れていない。
 
ここまでに出てきた積水化学工業㈱、アロン化成㈱、前澤化成工業㈱、タキロン㈱と、クボタシーアイ㈱、東栄管機㈱はプラスチック・マスマンホール協会の正会員だが、協会共通規格の蓋を製造していたりするので、注意しないとメーカーの見極めに失敗することもある(同じ地紋の蓋で別のメーカー製のものがあったりとか)。また「化成」の名を冠するメーカーや「プラスチック」の名を冠する協会の製品なのに鋳鉄製の蓋も当たり前のように造られていたりするので、いろいろとややこしい。
 
 
 

千葉県松戸市

続いて手毬のような地紋の蓋。長島鋳物㈱の中の人の話によると、この地紋を考案したのは長島鋳物㈱で、さらにこのデザインが霞ヶ浦の波のイメージに合うということで土浦市に売り込んだという経緯があったようだ。ただし、土浦市がこの地紋の蓋の最初の導入地なのかどうかは不明だ。もし最初の導入地が土浦市であったのならば、この蓋の地紋は「土浦市型」と命名できることになる。
 
 
 

千葉県松戸市

最新型の蓋。「次世代型高品位グラウンドマンホール」の一つで、 開け易くガタツキ難い「RV 支持構造」が大きな特徴だ(表からは見えないけどね)。他に、滑りにくいパターンの地紋と、蓋を開けなくても製造年・強度・メーカーが判るという特徴がある。
 
 
 

日之出水道機器㈱

蓋の上部を拡大。「09」は製造年、「T-25」は蓋の強度、最後のマークはメーカーのマークで、これは日之出水道機器㈱のものだ。
 
 
 

焼肉屋

北小金駅の南側は、水戸街道の宿場町、小金宿が置かれていた場所だが、その旧水戸街道沿いにおかしな看板の焼肉屋があった。
 
 
 

焼肉屋

思わず「どうしてこうなった」と踊りだしたくなる。「福到る」から「福」の字を逆さに貼る「倒福」は知っているが、関係あるのかな?
 
 
 

千葉県松戸市

再びコアラ蓋。「おすい」・「うすい」を表記する部分が削られている。
 
 
 

千葉県松戸市

汚水桝、というか恐らくは浄化槽の蓋。モールス信号のような地紋。メーカーは不明。
 
 
 

玉屋

旧水戸街道沿いに江戸時代より残る旅籠、「玉屋」。
 
 
 

千葉県松戸市

東京市型地紋の蓋。こじり穴の無い初期の東京市の蓋と全く同じ形状だ。
 
 
 

千葉県松戸市

最後にプラスチック製の汚水桝の蓋。こちらは三菱樹脂㈱の製品だと思われる。
 
 
 

北小金駅

一回りして北小金駅に戻ってきた。今回は下水道の蓋だけで纏めたが、他にも流域下水道、浄化槽、上水道、広域水道、消火栓、電気、電話、ガス、情報Box、その他用途不明なものと路上は果てしない「愛」に満ちていたことを付け加えておく。
 
 
ところで「おまえのことは俺がいちばんよく知っている、という種類の愛」、判りやすいのだがもう少し短い言葉で置き換えられないだろうか。例えば「偏執愛」、イメージ悪いな。他には、、「ストーカー愛」とか。。
 
うん、今日は調子悪いみたいだ。ではまた、さよなら。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県松戸市(駅からマンホール:2009/10/17)
  ●千葉県松戸市(駅からマンホール:2009/10/17)
  ●北海道北見市「下水道の日」鉄蓋展示(駅からマンホール:2011/09/26)
 



神崎大橋と鎮守の森 ~ 千葉県神崎町


千葉県香取郡神崎町

千葉県香取郡神崎(こうざき)
 
「利根川」に架かる「神崎大橋」と、神崎神社の「鎮守の森」がデザインされている消火栓の蓋。
 
 
 

千葉県香取郡神崎町

こちらは㈱トミス製のよく見かける制水弁の蓋だが、「小」って何だろう?
 
 
 

下総神崎駅

下総神崎(しもうさこうざき)駅。成田線の駅で、町内唯一の駅。消火栓の蓋にデザインされている神崎大橋をモチーフとした造りになっている。
 
 
 

下総神崎駅

駅の裏には田んぼが広がり、カカシが並んでいる。
 
 
 

神崎大橋

蓋にデザインされている神崎大橋は、現在震災の影響で全面通行止めになっている。神崎大橋は神崎町と利根川の対岸の茨城県稲敷市(旧東町)とを結んでいる茨城県道・千葉県道107号江戸崎神崎線の一部だ。併設されている歩行者用の側道橋は通行可能になってはいたが、震災の影響は大きい。
 
 
 

ぐりぐり写真:神崎大橋
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蓋の図柄と同じ構図を狙った写真。写真左に見える森は、神崎神社の鎮守の森。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると画像が変化)
 
 
 

神崎観測所第一見通杭

蓋の構図には、利根川の対岸、旧東町側の川原にある「神崎観測所第一見通杭」付近からの風景が使われているようだ。
 
 
 

神崎神社の鎮守の森

神崎神社の鎮守の森。なかなかいい雰囲気だ。この森は県の天然記念物にも指定されている。
 
 
 

神崎神社

神崎神社の拝殿。奥に見える大クス(ナンジャモンジャの木)は、国の天然記念物に指定されている。
 
 
 

レンゲ畑

春に神崎町を訪れると、広大なレンゲ畑を眺めることができる。この写真は2007年4月に撮影したもの。
 
 
 
関連リンク
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
 



千葉県旭市


千葉県旭市

千葉県旭市
 
市の花「アジサイ」、市の木「クロマツ」と「太平洋」から昇る「朝日」がデザインされている。左端に灯台が見えるが、旧飯岡町にある飯岡灯台を描いているようだ。
 
ところでこの蓋のデザイン、微妙に左に傾いている。
 
 
 

千葉県旭市

蓋の絵にある水平線を基準に、3.5度右に回転させてみた。絵柄は落ち着いたが、全体を眺めるとなんとなく落ち着かない。なぜ微妙に図柄が傾いているのか、なにかこだわりがあったのか、謎だ。(マウスカーソルを乗せると蓋の中心線を表示)
 
 
 

千葉県旭市

こちらは市章が入った蓋。旭市は2005年7月1日に、干潟町、海上町、飯岡町との新設合併により新しい旭市になっているが、この蓋に入っている市章は合併前の旧旭市のものだ。
 
 
 

旭駅

旭駅。総武本線の駅。
 
 
 

好きですあさひ

駅前の商店街には蓋の絵に似た構図の看板も並んでいた。好きですあさひ。
 
以上、撮影は全て2009年3月。
 
 
 
関連リンク
  ●旭市マンホール蓋デザイン(旭市ホームページ)
  ●悠紀’s缶さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●どら焼き親父写真館さん
  ●巡礼倶楽部さん
 



大賀ハス ~ 千葉県千葉市


千葉県千葉市千葉県千葉市

千葉県千葉市
 
市の花「大賀ハス」、市の木「ケヤキ」、市の鳥「コアジサシ」がデザインされている。
 
 
 

千葉県千葉市

こちらも同じ構成の別デザインの蓋。
 
 
 

東京大学検見川総合運動場

千葉市花見川区に立地する東京大学検見川総合運動場。ラグビー場、サッカーグラウンド、陸上競技施設、野球場、アメリカンフットボール場、ホッケー場、テニスコート、体育館等を備える26万㎡の広大な総合グラウンド。東京オリンピックでは近代五種のうちクロスカントリーのコースとしても利用されている。
 
 
 

大賀ハス発掘地

検見川総合運動場内にある大賀ハス発掘地。検見川総合運動場はもともと東京大学の厚生農場で、東京都が戦中・戦後の燃料不足から農場の一部を借り受け草炭を採掘していたところ、昭和22年に縄文時代の丸木舟が発掘され、その後昭和26年に2000年以上も前のハスの実3粒が発掘された。植物学者の大賀一郎博士によってそのうちの1粒の発芽に成功し、翌年には開花・結実にも成功し、博士の姓をとって「大賀ハス」と名づけられたのだそうだ。
 
 
 

大賀ハス発掘地

記念樹の根元にある石碑。国土地理院の設置。2000年以上も前の実を開花させたという快挙は世界的に報じられ、現在でも友好親善と平和のシンボルとして日本各地は元より世界各国へ根分けされている。
 
 
 

大賀ハス発祥の地

こちらは検見川総合運動場外の公道から確認できる「大賀ハス発祥の地」の記念碑。ここで大賀ハスが発掘されたのだと勘違いしてしまう人が多いようなので、むしろこの記念碑は無いほうがよいのではないかというのが筆者の感想。
 
 
 

東京大学農学生命科学研究科付属緑地植物実験所

検見川総合運動場に隣接する、東京大学農学生命科学研究科付属緑地植物実験所の見本園。大賀ハスをはじめ、国内外のハス約250種が研究栽培されている。
 
 
 

東京大学農学生命科学研究科付属緑地植物実験所

緑地植物実験所は東京都西東京市にある東大農場に移転される予定になっており、ひょっとすると観蓮会は今年で最後になる可能性もある。実験所の移転を阻止するための地元による署名活動が行われていた。
 
 
 

海浜幕張駅

ゴールの海浜幕張駅。京葉線の駅。東京湾埋め立てによって開発された幕張新都心の玄関口となる駅で、駅周辺には、幕張メッセ・千葉マリンスタジアムをはじめ、神田外語大や県立保健医療大など、いくつかの大学も立地している。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●千葉県千葉市(駅からマンホール:2008/07/19)
  ●千葉県千葉市(駅からマンホール:2008/01/05)
  ●千葉県千葉市(駅からマンホール:2007/10/20)
 



千葉県水道局


千葉県水道局

千葉県水道局
 
水道局の紋章が入った消火栓の蓋。味のある字体だ。
 
千葉県水道局は、市川市・浦安市・鎌ケ谷市の全域、千葉市船橋市習志野市松戸市市原市、白井市の一部と千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港等の上水道事業を行っている。
 
 
 

千葉県水道局

こちらも消火栓の蓋。同じく味のある字体。
 
 
 

千葉県水道局千葉県水道局

止水栓と制水弁の蓋。止水栓の蓋の字は消火栓の蓋と同じ味のある字体だ。制水弁の蓋には「制水(えん)」と書かれているが、実際に蓋として機能しているのかどうかも怪しいくらいに古そうだ。千葉県水道局の設立は昭和9年なので、この蓋は戦前の設置なのかもしれない。
 
ちなみに、管路を開閉する弁のことを制水弁とよび、その中でもよく使われるものが仕切弁で(他にはバタフライ弁やボール弁などがある)、管路末端などで使われる規模の小さい制水弁のことを止水栓と呼ぶようだ。なお、流量を調節する弁は、制水弁に対して制御弁と呼ばれる。
 
 
 

新検見川駅

ハス

この日は大賀ハスの種が発掘された地を巡り、千葉市花見川区・美浜区を散策した。散策を開始した新検見川(けみがわ)駅では、駅改札内にハスが咲いていた。
 
 
 

新検見川駅

新検見川駅の外観。橋上駅舎になっている。総武線(各駅停車)の駅。
 
 
 

検見川神社

少し歩くと検見川神社に到着した。神社は新検見川駅よりも京成電鉄千葉線の検見川駅の方が近い。総武線の開業は明治27年、京成千葉線の開業は大正10年と総武線のほうが早いのだが、新検見川駅の開業は戦後の昭和26年で、先に京成の検見川駅が存在していたため、総武線の駅は検見川駅とすることができずに新検見川駅となったのだそうだ。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●千葉県水道局(駅からマンホール:2009/10/17)
 



千葉県佐原市


千葉県佐原市

千葉県佐原市(現 香取市)
 
市の花「アヤメ」と「水郷」での「鮒釣り」がデザインされている。
 
佐原には何度か足を運んだことがあるが、この彩色された蓋を見落としていた。この蓋は伊能忠敬記念館近くの小路に設置されている。
 
 
 

拡大

めったに見かけない彩色方法で、カラーエポキシ樹脂ともカラーセラミックサンドとも違う方法で彩色されている。
 
 
 

佐原の街並み

佐原の街並み。佐原駅からここまで往復約1.5km、鹿島線から成田線へ十数分程度の乗り換え時間を利用して撮影しに来たのだが、激しく疲労した。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県佐原市(駅からマンホール:2007/11/18)
  ●千葉県佐原市(駅からマンホール:2007/11/18)
  ●カネショウ(駅からマンホール:2007/11/18)
  ●浮かれ柳の健忘録さん
 



房総のむら ~ 千葉県成田市


千葉県成田市千葉県成田市

千葉県成田市(新・旧)
 
市の花「アジサイ」と市の木「ウメ」がデザインされている。
成田市は2006年3月27日に下総町、大栄町を編入し、その際に市章が新しく制定されているが、この蓋に入っている市章は旧市章だ。

 
 
 

千葉県成田市

こちらは新しい市章が入った蓋。「アジサイ」と「ウメ」のデザインは旧市章の入った蓋から変わっていない。
 
 
 

旧学習院初等科正堂

前回からの続き。県立の体験型博物館「房総のむら」内を進み、成田市の区域に。
 
写真は国の重要文化財にも指定されている旧学習院初等科の正堂。なんでこんな田舎に学習院の初等科があったんだろうと勘違いしている人がやけに多かったが、この正堂は今も学習院の初等科のある四谷から昭和12年に当時の千葉県遠山村(現 成田市)に下賜・移築され、さらに昭和50年に「房総のむら」へ移築されたものだ。
 
 
 

竜角寺古墳群第101号古墳

竜角寺古墳群第101号古墳。竜角寺古墳群の100基を超える古墳のうち、発掘調査の行われた数少ない古墳のうちのひとつで、古墳群の中でも最も古い時期(6世紀前半)に築造されたものだと考えられている。現在の姿は発掘後復元されたものだそうだ。
 
 
 

下総松崎駅

成田線下総松崎駅。「しもうさまんざき」と読む。下総はともかく、普通「松崎」を「まんざき」とは読めないな。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県成田市(駅からマンホール:2007/12/27)
 



龍の頭が落ちた町 ~ 千葉県栄町


千葉県印旛郡栄町千葉県印旛郡栄町

千葉県印旛郡栄町
 
町の木「サザンカ」の花と、町のキャラクター「ドラム」がデザインされている。
 
 
 

千葉県印旛郡栄町

上の「ドラム」の蓋は、市街地の最近整地されたような場所や龍角寺付近などに設置されているが、それほど数は多くなく、こちらの地味な蓋の方が圧倒的に多かった。といっても、この「公共下水道」の文字の入り方や、丸に「汚」の字を町名が挟む構成など、他所ではあまり見かけたことがない。
 
 
 

安食駅

町内唯一の駅、成田線安食駅。安食は「あじき」と読む。
 
 
 

龍角寺

龍女が現れて一晩で造ったとされる龍角寺。江戸時代の火災によりほとんどの建物や仏像は焼失してしまったが、創建は8世紀前半と伝えられ、関東地方の寺としては非常に古い。発掘調査により7世紀のものと思われる伽藍の跡も見つかっているのだそうだ。
 
 
 

北総の龍伝説

千葉県北部には、龍角寺の他に龍腹寺と龍尾寺という名前の寺があるが、これは印旛沼に棲む龍が自分を犠牲にして日照が続くこの地に雨を降らせ、三つに分かれた体のうち頭が現在のここ栄町に、腹が本埜村に、尾が少し離れて匝瑳市に落ちたという龍伝説が由来になっている。龍女が造った龍角寺はそれまで龍閣寺と称していたが、龍の頭を祀ったことから龍角寺と改称したのだそうだ。
 
栄町のキャラクターが龍なのは、寺を造った龍女と雨を降らせてバラバラになっちゃったこの龍が由来のようだ。
 
 
 

ドラム

栄町が所有するバスにも「ドラム」が描かれていた。
 
 
 

龍角寺古墳群

龍角寺古墳群。114基の古墳が確認されており、今年の2月には国の史跡にも指定されている。
 
 
 

房総のむら

龍角寺古墳群の一部を含めた栄町と成田市に跨るこの場所は、県立の体験型博物館「房総のむら」として整備されている。房総のむらには江戸時代の街並みや武家屋敷、当時の農家なども展示されている。
 
 
 

ドラムの里

房総のむらに隣接する町営の「ドラムの里」へ。ここにも「ドラム」が。「ドラムの里」とだけ聞いても何のことやらだが。
 
 
 

ドラムの里

ドラムの里では、野外コンサートやフリーマーケットが行われていた。
 
 
 
関連リンク
  ●狐が路上を駆け巡るさん
  ●悠紀’s缶さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●マンホールの蓋 路上散歩さん
 



千葉県茂原市


千葉県茂原市

千葉県茂原市
 
町の木「ツツジ」がデザインされている。ちなみに茂原市はヨウ素の生産量で日本一。世界一と習った覚えもあるが、現在は国単位ではチリが約50%で第一位、次いで日本が約30%で第二位。その世界生産量30%のうちのほとんどが茂原市とその周辺に広がる茂原型ガス鉱床で産出されているのだという。
 
 
 

千葉県茂原市

こちらは同じデザインだが、何かの手違いか意図的なのか、図柄が左右反対の蓋。
 
 
 

千葉県茂原市

こちらは駅周辺で見つけた蓋らしきもの。茂原は七夕祭りでも有名で、盛大な祭りなのだそうだが、この蓋の下にはその際に利用する電気プラグか七夕飾りを設置するための設備があるものと思われる。
 
 
 

茂原駅

茂原駅。外房線の駅。蓋の写真を含め撮影は2008年2月。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県下水道公社
  ●悠紀’s缶さん
  ●月刊下水道さん
  ●進め!マンホールの蓋調査隊さん
  ●マンホールの面々さん
  ●マンホール友の会さん
 



矢切の渡し ~ 千葉県松戸市


千葉県松戸市

千葉県松戸市
 
松戸と柴又の間を流れる江戸川の渡し舟、「矢切の渡し」がデザインされている。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらは同じデザイン構成だが微妙にデザイン・凹凸の異なる蓋。
 
 
 

千葉県松戸市
千葉県松戸市

背景の町並みや雲の形が微妙に異なっている。
 
 
 

千葉県松戸市千葉県松戸市

渡し舟や舟に乗っている人たちの凹凸も異なっている。
 
 
 

矢切の渡し

「矢切の渡し」松戸側の舟着場。
 
 
 

矢切の渡し

細川たかしが筆を執った「矢切の渡し」碑。この碑を見て、『「矢切の渡し」は細川たかしよりもオリジナルのちあきなおみのほうが断然よかった』と呟く人が何人かいて面白かった。ただ筆者は歌謡曲に疎く、「矢切の渡し」の歌と聞いて一瞬、『「矢切よ今夜も有難う」って細川たかしじゃなくて若大将だろ』(本当は「夜霧よ今夜も有難う」で石原裕次郎)などと思っていたのは絶対に秘密だ。
 
 
 

矢切の渡し

対岸の柴又を出た渡し舟。柴又側の舟着場から帝釈天までは歩いて5分程度だ。
 
 
 

取水塔

「麦藁帽子」の取水塔と「とんがり帽子」の取水塔。葛飾・柴又は何度か散歩したことがあるのだが、江戸川の対岸から眺めるのは初めてで、よく見た風景なのに何かしら新鮮という不思議な気分だった。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県松戸市(駅からマンホール:2009/10/17)
  ●千葉県下水道公社
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●悠紀’s缶さん
  ●うさぎの会旅行記さん
 



コアラッキー ~ 千葉県松戸市


千葉県松戸市

千葉県松戸市
 
市の木「ユーカリ」と「コアラ」の親子がデザインされている。松戸市は、昭和46年にオーストラリアのボックスヒル市(現 ホワイトホース市)と姉妹都市提携を結んでおり、それを機に「ユーカリ」を市の木に制定している。ただこのデザインだと、市の木「ユーカリ」というよりは「コアラ」が主役になっている。
 
 
 

千葉県松戸市千葉県松戸市

こちらは同じデザイン構成だが凹凸が異なる蓋。
 
 
 

千葉県松戸市

コンクリートの化粧蓋にもコアラがいた。
 
 
 

千葉県松戸市

直径90cmの大きな蓋には「コアラ」が3匹いた。
 
 
 

千葉県松戸市

こちらは「犬?の消防士」がデザインされた防火水槽の蓋。このデザインの蓋は松戸市に限らず全国各地に設置されているようだが、見つけたのは今回が初めて。以前神奈川県小田原市で見つけた防火水槽の蓋と同じメーカーの製品だと思われる。
 
 
 

松戸駅

松戸駅。常磐線と新京成電鉄の駅。
 
 
 

コアラのゴミ箱

駅前には戦隊物っぽいコアラのキャラクターが描かれたゴミ箱が設置されていた。
 
 
 

コアラ警官

コアラのお巡りさんも。オーストラリアの都市と姉妹都市だという事実を知るまでは、なぜ松戸でコアラなんだと不思議でならなかった。
 
 
 

浅間神社

松戸駅近くにある浅間神社。
 
 
 

浅間神社の猿

ドングリがいい雰囲気を添える浅間神社の猿の像。
 
 
 

矢切神社

南へ歩いて矢切神社へ。矢切神社では丁度神事が行われていたようで、縁日の屋台も出ていた。寅さんがふらりと出てきそうな風景だった。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県松戸市(駅からマンホール:2009/10/17)
  ●千葉県下水道公社
  ●悠紀’s缶さん
  ●マンホール博物館さん
  ●マンホール友の会さん
  ●うさぎの会旅行記さん
 



オフィス街を走る消防車 ~ 千葉県水道局


千葉県水道局

千葉県水道局
 
オフィス街を走る「消防車」がデザインされた消火栓の蓋。松戸市内で撮影。左上に入っているマークは千葉県水道局のもの。消防車がデザインされた消火栓の蓋は全国各地で見かけられるが、オフィス街を走るこの消防車のデザインは千葉県水道局独自のデザインらしく、他の地域では見かけたことがない。
 
千葉県水道局は、市川市・浦安市・鎌ケ谷市の全域、千葉市船橋市習志野市松戸市市原市、白井市の一部と千葉ニュータウン、成田ニュータウン、成田国際空港等の上水道事業を行っている。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県水道局(駅からマンホール:2010/07/17)
  ●悠紀’s缶さん
  ●猫姫じゃさん
 



千葉県君津市


千葉県君津市

千葉県君津市
 
市の花「ミツバツツジ」がデザインされている。
 
 
 

君津駅

君津駅。内房線では市内唯一の駅だが、他に木更津から市内の亀山湖方面へ伸びる久留里線の駅が幾つかある。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県君津市(駅からマンホール:2007/11/24)
 



春の成東散策 ~ 千葉県山武市


千葉県山武市千葉県山武市

千葉県山武市
 
市の花「ノギク」、市の木「スギ」、市の鳥「ウグイス」がデザインされている。
 
 
 

成東駅

成東駅。総武本線と東金線の駅で、山武市の中心駅。2007年3月10日に撮影。
 
 
 

菜の花畑

同じく2007年3月10日撮影の菜の花畑。この日市役所では「なのはなまつり」も開かれていた。
 
 
 

浪切不動院

成東でひときわ目立つ朱色の寺院建築、浪切不動こと不動院長勝寺。現在は海岸線まで6kmほどあり、この地点から海は見えないが、数百年前は海岸線が今よりも内陸にあったらしく、灯台代わりにもなっていたのだそうだ。
 
 
 

浪切不動院

浪切不動院の本堂。京都の清水寺と同じく崖に沿って建てられたお堂で、懸崖(けんがい)造りというのだそうだ。
 
 
 
関連リンク
  ●悠紀’s缶さん
 



千葉県山武町


千葉県山武郡山武町千葉県山武郡山武町

千葉県山武郡山武町(現山武市)
 
町章が入った上水道関連の蓋。
山武町は2006年3月27日に、成東町、松尾町、蓮沼村との新設合併により山武市になっている。なお、山武郡山武町は「さんぐんさんまち」と濁って読んだが、新しくできた山武市は「さんし」と濁らずに読む。
 
 
 

千葉県山武郡山武町

千葉県山武郡山武町

こちらは下水道関連の蓋。町章も町名も入っていない。経費削減をするのならこれくらい徹底させるべきだと思うが、蓋蒐集家としては物足りない。
 
 
 

日向駅

日向駅。総武本線の駅で、山武町唯一の駅。