箱根駅伝にマンホール? ~ 第95回箱根駅伝オフィシャルグッズ
第95回箱根駅伝オフィシャルグッズ
「芦ノ湖」から見た「富士山」と、箱根神社の「平和の鳥居」、そしてそれらを背景に襷を繋ぐ「駅伝選手」がデザインされている。これは、第95回箱根駅伝で中継所やゴールに到着した選手を包んだオフィシャルゴールタオルにデザインされていた絵柄だ。丸いものは何でも蓋に見えてしまう筆者だが、これは細部の造形を見れば見るほどマンホールの蓋のように見える。
気になったので製作元であるミズノの中の人に尋ねてみたところ、
仰られる様に、マンホールを意識したデザインでございます。近年、マンホールが流行っているということから、弊社内からデザイン提案があり、社内プロジェクトで揉んで進めたとのこと。95回の記念大会ということもあり、少し変わったデザインで進めた結果、高評価をいただいたようでございます。
というお返事をいただいた。マンホールの蓋とは全く関係のなさそうなところにもマンホールブームが浸透している事実に、嬉しさとともに大きな衝撃を受けた。ともあれ、こんな変な質問に丁寧にお返事して下さったミズノのご担当者様には感謝だ。
#箱根駅伝 を見ていて気付いた。タオルなどの色んなグッズにこのマークが付いてるが、これどう見てもマンホールだよね?でもこのデザインは見たことない・・・ : 第95回箱根駅伝オフィシャルハンドタオル https://t.co/klvHBGMx4f
— きむらけい (@dotnsf) 2019年1月2日
今年は高校の後輩が二人も選手にエントリーしていたので筆者も箱根駅伝の中継を見ていたのだが、実はこのデザインには気がついていなかった。マンホールマップの生みの親、木村さんのこのツイートのおかげで知ることができた。筆者の目はまだまだ節穴だ。
デザインされている構図と同じ芦ノ湖の風景。(† ウィキメディアより取得。作者:Gdr、利用許可:GFDL)
初日の出のイメージと箱根の風景、襷を繋ぐ駅伝選手、さらに箱根寄木細工のイメージも取り込んでいるようで、なかなか素晴らしいデザインだ。
ちなみにこのタオル、短辺が90cmもある。ほぼ実物大を謳っているマンホールカレンダーを並べてみるとその大きさがわかる。90cmサイズの蓋だ。
ちなみに半分のサイズのスポーツタオルや、さらに小さいハンドタオルのデザインは少し簡略化されている。
基本のカラーは青基調で、他に赤基調のものと緑基調のものとがある。
それぞれのグッズには、箱根駅伝のロゴマークとミズノのマークとが織り込まれている。
年明け早々お財布に厳しい。
神奈川県横浜市
今回のデザインとは別だが、箱根駅伝にちなんだデザインの蓋は八年ほど前から横浜市戸塚区に設置されている。浮世絵の戸塚宿と駅伝選手とを融合させたこちらのデザインも秀逸だ。
2011年、箱根駅伝の応援に行った際に撮影した、山の神こと東洋大学の柏原竜二選手。このあと、前を走っていた二人の選手を抜いて往路をトップでゴールした。
関連リンク
●神奈川県横浜市(駅からマンホール:2011/01/01)
●ミズノ公式オンラインショップ