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犬なのかカピバラなのか、それが問題だ ~ 東京都区部


東京都区部

東京都区部
 
犬の集会蓋」あるいは「カピバラ蓋」と呼ばれる蓋がある。5匹のかわいらしい動物がエサの乗った一枚の皿を取り囲むように並んでいることからそう呼ばれており、他にも「ワンコ蓋」などと呼ぶ向きもある。
 
敢えて野暮な説明を加えると、実際には都の花「ソメイヨシノ」をデザインしていて、その花びらの穴の部分を目と鼻に、先っぽの部分を耳に見立ててそう呼んでいるだけだ。
 
 
 

動物に見える?

しかし、一度動物に見えてしまうともう花びらには見えなくなってしまうから不思議だ。この動物が犬なのかカピバラなのかという論争は古くからあり、幾度となく激論が交わされてきた。なお、猫に見えるという少数派も存在するが、収拾がつかなくなるので今回は切り捨てて話を勧めさせていただく。
 
 
 

秋田県大館市

秋田県大館市
 
まず犬派の立場に立って、蓋と犬との関係について少し触れておく。犬は馴染みの深い動物であるので、蓋にデザインされることもしばしある。例えば大館市の路上は犬で溢れているし、渋谷にもハチ公の蓋犬にちなんだ蓋が設置されている。桃太郎のお供としてデザインされることもある。
 
 
 

北海道富良野市

北海道富良野市
 
もう一つ、「犬」の字も蓋との関係が深い。「量水器」と書かれた蓋は全国でたくさん見ることができるが、実はこの「器」の字に「犬」が入っている。
 
現在では「大」の字が使われているが、もともとは「犬」が正しく、昭和21年に当用漢字が告示されるまで「器」の字に点を付けたものが正しい文字だった。なおそういった背景から、この「犬」の入った「器」は萌え点として分類されていない。(ところでこの蓋どうやって開けるんだろう?)
 
 
 

北海道富良野市

「器」の字の字源には幾つかの説があるようで、「犬が容器を守る様」、「犬は『様々な』を意味する」(?)、「神に捧げる犬を容器が囲む様」(!)といったものがある。何れにせよ「犬」が関わっている。
 
と、このように蓋と犬とはとても親和性が高いので、例の蓋にデザインされているのも「犬」であろうというのが犬派の意見である。(※個人の感想です)
 
 
 

カピバラ

一方、カピバラ派の意見には、水との親和性が高いのでカピバラとした方が妥当だというものがある。水辺に生息するカピバラこそ、犬よりもデザインされるに相応しいとの意見だ。
 
 
 

カピバラ

また、あれがカピバラだとすると干支が揃うので嬉しいという意見もある。デザイン系マンホール蓋の写真を撮り集めていると、誰しも蓋で十二支を揃えてみたくなると思うが、いきなり最初の「子」で躓いてしまうのだ。端の方にいたり著作権にうるさそうだったりで、これといった蓋が無いのだ。もしデザインされているのがカピバラだとすれば、少し苦しいが「子」の蓋として使えることになる。(※個人の感想です)
 
 
 

犬小屋

ところがある日、重大な発見がなされた。「犬小屋」の発見である。発見したのは神保町のオッカランという雑貨屋さんの店主、ののりこさんだ。2012年6月15日に開催された筆者の案内する髙島屋セミナーの街歩きに参加していただいたのだが、その際に犬・カピバラ論争について触れたところ「ここに犬小屋がある!」と気付かれたのだ。
 
それまで筆者はカピバラ派だったのだが、この事実に抗うことができず、その後は「これは犬です」と説明するようになった。
 
なおオッカランには、ののりこさんが世界各地で選りすぐった素敵な雑貨が並んでいる。神保町へ来たならばおさんぽ神保町を片手にオッカラン、以上、勝手に宣伝させていただきました。
 
 
 

カピバラ小屋

しかし話はそれで終わりではない。あきらめきれなかった筆者は、カピバラの居住環境を確かめるべく、井の頭公園へと探索に出たのだ。そこで見たものはまごうことなきカピバラ小屋であった。
 
 
 

カピバラ小屋

しかも例の蓋にデザインされている小屋にそっくりではないか!この事実を目の当たりにした筆者は、再びカピバラ派となって現在に至る。
 
というわけで、犬カピ論争は未だ終結に至っていない。冒頭で切り捨ててしまったが、猫派の存在も無視するわけにはゆかず、今後も混沌とした議論が続くものと思われる。
 
さてあなたは犬派?それともカピバラ派?
 
 
 

井上水水

話は変わるが、井の頭公園には、何とも井上陽水チックな蓋が設置されていた。
 
 
 

井の頭恩賜公園

井の頭恩賜公園
 
素直に読めば「上水」・「井水」となるが、「井上すいすい」とも読める。また「井水」の「井」は井戸水の「井」なのか、井の頭の「井」なのか、色々と疑問の残る蓋だ。
 
 
 

東京都区部

更に余談。犬カピ蓋は、そのサイズが大きくなるとデザインが変わってしまう。
 
 
 

目がたくさん

犬だ・カピバラだと油断していると、目がたくさんあるようなそのグロテスクな姿に腰を抜かしかねない。筆者はこれはプレデターだと思っていたのだが、遊星からの物体Xだとの向きもあるようだ。だとするとやっぱり犬なのか、結論は見えそうもない。
 
 
 

小型ます鉄蓋表面デザイン詳細図

ちなみに、東京都下水道設計標準には何をデザインしたのかということまでは書かれていない。また写真を撮る際、小屋の部分を下に配置しがちだが、設計図としては用途を記載した部分を下に配置するのが正しい向きのようだ。
 
 
 
関連リンク
  ●東京都区部(駅からマンホール:2008/02/23)
  ●東京都区部(駅からマンホール:2008/12/06)
  ●オッカラン
  ●おさんぽ神保町
 



ハチ公と上野博士 ~ 東京都渋谷区


東京都渋谷区

東京都渋谷区
 
「忠犬ハチ公」がデザインされている。
 
 
 

忠犬ハチ公像 東京都渋谷区

この蓋は渋谷駅前の待ち合わせスポット、忠犬ハチ公の像の近くに設置されている。
 
 
 

忠犬ハチ公像

晩年のハチ公は野犬に噛み付かれた後遺症で左耳が垂れていたそうだが、銅像はその姿を残している。細かい話だが、蓋にデザインされているハチ公は両耳が垂れているようにも見える。どうせなら細部にもこだわってほしかった。
 
 
 

上野英三郎博士胸像

こちらはハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の胸像。ハチ公を飼っていた当時、上野博士は東京帝国大学農学部の教授を務めていた。農学部のキャンパスは渋谷にほど近い駒場にあったが、当時駒場に鉄道駅は無かったはずなので、出張先や帝国大学のキャンパス(本郷)などから電車で帰宅する上野博士をハチ公は渋谷駅で待っていたということになる。
 
なおこの胸像、昭和59年に渋谷駅前まで移動され、ハチ公の像と対面している。当時農学部に在籍していた学生有志の発案で、元はどちらかと言えば悪ノリだったようだが、対面を果たした際には感動的な話として報じられたようだ。
 
 
 

東京大学大学院農学生命科学研究科 農学資料館

上野博士の胸像が置かれている東京大学農学資料館。農正門(農学部正門)の脇にあり、自由に見学することができる。
 
 
 

農学資料館

内部には農学生命科学研究科所蔵の資料が幾つか展示されている。フィラリアに寄生されていたハチ公の臓器が展示されていたりと、感動的な話を求めてここに来ると虚を衝かれることになるのでご注意を。
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

同じく、農正門の近くに先日設置された上野英三郎博士とハチ公の像。
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

除幕式の挨拶によると、「上野博士の生前のある日、博士が長期出張から渋谷駅に戻った時、改札口でひとり待つハチに驚き、互いにじゃれ合って喜んでいる様子」を像にしたということらしいが、天国で再開した様子と捉えた方が心に響く気がする。
 
 
 

ぐりぐり写真:上野英三郎博士とハチ公

ぐりぐり写真を読み込んでいます...
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折角なのでぐりぐり写真にしてみた。上野博士の優しい表情と、ハチ公の心から喜んでいる様子がよく出ている。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

ちなみに上野博士は三重県一志郡本村(現在は津市の一部)の出身で、久居駅前にも上野英三郎博士とハチ公の像が建てられている。(† ウィキメディアより取得。作者:もんじゃ、利用許可:CC BY-SA 3.0)
 
 
 
関連リンク
  ●東京都渋谷区(駅からマンホール:2008/08/19)
  ●秋田犬大館市(駅からマンホール:2015/04/08)
  ●プログラマーですが、何か?さん
  ●夢の入り口でさん
  ●Google プレイス 渋谷 キャンペーンさん
  ●季節のしっぽさん
  ●ハーゼスト丸の航海日誌さん
  ●人吉が大好きな東京白くまのブログさん
 



コンプリート! ~ 東京都日野市


東京都日野市

東京都日野市
 
日野市は市制40周年を記念して50音の蓋を市内の各所に設置しているが、筆者は全部で45種類あるという蓋のうち44種類を見つけたものの、最後の「へ」の蓋の手がかりがなく、以降探索を諦めていた。Web上で見つかる情報はどれも古く、もしかしたら撤去済みなのではないかとさえ考えていた。
 
しかし、日本マンホール蓋学会さんのサイトに先月の日付で因縁の「へ」の蓋が掲載されており、まだあるのなら探してみよう、ということで再度探索に出かけてみた。そこで漸く「へ」の蓋を見つけ、3年越しの探索に遂に終止符が打たれることとなった。
 
 
 

日野市立病院

設置されていたのは日野市立病院の北東にある小さな公園内。「なかなか『へ』が出てこない」などと盲腸手術後の患者のような発言を繰り返していたら、設置されていたのは病院だったという落ちまでついた。
 
 
 

東京都日野市
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完成した五十音図2003年度日野市環境白書によると全部で45種類との事なので、46種類目の「を」の蓋は存在しないものと思われる。なお、残念なことに「さ」の蓋が撤去・更新されてしまったことを確認した。現在建築中のマンションの工事車両が通る道のため、一時的にどこかに保管されているという可能性もあるが、あまり期待はできない。
 
追記(2018/01/15)
「さ」の蓋について、工事後元の蓋が再設置されていることをストリートビューで確認しました!
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●東京都日野市(五十音一覧)(駅からマンホール)
  ●探索1回目(駅からマンホール:2011/02/27)
  ●探索2回目(駅からマンホール:2011/05/14)
  ●日本マンホール蓋学会さん
 



駒沢給水所構内見学会 ~ 東京府澁谷町


東京府豊多摩郡澁谷町

東京府豊多摩郡澁谷町(現 東京都渋谷区)
 
右横書きで、「澁谷町 阻水弇」と書かれた蓋。澁谷町は明治22年に澁谷村として誕生した自治体で、明治42年に町制を施行、その後昭和7年10月1日に東京市に編入されて消滅している。同時に編入された千駄ヶ谷町、代々幡町と共に澁谷區を構成し、そのまま現在の東京都渋谷区の一部となっている。
 
 
 

駒沢給水所

澁谷町の蓋は現在の渋谷区内ではなく、世田谷区内に所在する駒沢給水所構内に現存している。駒沢給水所は、大正時代の人口増加に伴う水不足を解消するために澁谷町が布設した町営水道「澁谷町水道」の施設の一つで、東京市水道局に移管された後、現在は東京都水道局が管理を行っている。
 
2002年に結成された駒沢給水塔風景保存会の主催で毎年10月1日の都民の日に「駒沢給水所構内見学会」が実施されており、筆者もこの機会にこの貴重な近代遺産を見学させていただいた。
 
 
 

東京府豊多摩郡澁谷町

こちらはやや大きめの蓋。右横書きで「澁谷甼 阻水弇」と書かれている。最初に掲載した蓋とは大きさだけではなく、「町」の字が異なっている。
 
 
 

東京府豊多摩郡澁谷町 東京府豊多摩郡澁谷町

「町」の字の比較。「甼」は「町」の異字体で、現在ではあまり見られない書き方だ。
 
 
 

東京府豊多摩郡澁谷町

駒沢給水所構内では現在再整備事業を行っていて、さらに先日襲来した台風の影響もあり、見学できる箇所が限られていた。この蓋は立ち入りが禁止されている場所に見えた蓋だ。「町」の字は最初に掲載した蓋と同じ字体だが、蓋のサイズはこちらのほうがやや大きい。
 
 
 

東京府豊多摩郡澁谷町

こちらは小型の角蓋。「澁水 阻水弇」と見える。他の蓋が右書きであったのに対して、この蓋は左書きになっている。古い蓋を鑑定するうえで右書きか左書きかは重要な手掛かりの一つだが、明らかに戦前の設置である蓋でも左書きのものがあるということは記憶に留めておきたい。
 
 
 

東京府豊多摩郡澁谷町

さらに小型の丸蓋も見つかった。こちらは右書きで「阻水弇」と書かれている。上部の紋章は「澁」の字を図案化した澁谷町の紋章だと思われる。
 
 
 

澁谷町紋章

紋章部分を拡大。判りにくいが「止」の字が3つ輪を描き、さらにその外側を「氵」の三本線が取り囲む形状になっている。澁谷町の蓋は駒沢給水所に水を供給していた砧下浄水場の構内にも残っているようで、綺麗な状態の紋章はそちらで確認できるようだ。Oka Laboratory 備忘録さんのページで確認できるので、こちらも是非ご覧頂きたい。(マウスカーソルを乗せると紋章を重ねて表示)
 
 
 

駒沢給水塔

地面から目を離して空を見上げると、中世ヨーロッパの古城を思わせる堂々とした出で立ちの給水塔が見えた。高さは約30m。「澁谷町」と書かれた蓋はどれもこの給水塔近くに現存している。
 
 
 

駒沢給水塔

給水塔は、ここから澁谷町まで送水するため水圧をかける目的で造られており、写真奥の2号塔が大正12年3月に、手前の1号塔が同年11月に完成している(なぜか2号塔が先)。間に関東大震災が発生しているが、二つの塔に大きな被害はなっかたのだそうだ。「澁谷町水道」は大正13年3月に完成しており、今回掲載した澁谷町の蓋もそれまでに設置されたことになる。
 
 
 

水道布設記念碑

水道布設記念碑。手前の池は駒沢給水所の完成時に存在していたが、水道布設記念碑は昭和2年に造られたのだという。この事実は近年発見された資料により明らかにされたということで、それまでは記念碑も駒沢給水所と同時に造られたのだと考えられていたのだそうだ。
 
 
 

駒沢給水所 第1配水ポンプ所

こちらは昭和6年11月に着工された第1期拡張工事で建設された第1配水ポンプ所。スクラッチタイルが張られ、アールデコ調の装飾も施されており、格調高い造りになっている。
 
 
 

駒沢給水所

上の写真で第1配水ポンプ所の階段下に見えた蓋。縁石に囲まれているが、蓋自体は無地の単調なものだ。もしかするとどこかの時点で交換された蓋なのかもしれない。
 
 
 

駒沢給水所 第1配水ポンプ所

第1配水ポンプ所の内部。年に1回、見学会の実施されるこの日にしか扉は開かれない。
 
 
 

駒沢給水所 第1配水ポンプ所

内部を保護するため窓は全て塞がれているが、もともとは全てガラス窓で、内部はとても明るかったのだという。
 
 
 

駒沢給水所

ポンプ所の内部に設置されている蓋。この蓋もポンプ所が造られた昭和7年に設置されたものだと思われる。網目模様は現在の東京都水道局の蓋のデザインにも通じている。
 
 
 

東京都水道局

ポンプ所の周辺には他にも古い蓋がいくつか確認できた。この蓋には右書きで「排氣弇」と書かれている。また、東京市章(現在の東京都章)を基にしたと思われる亀の子模様も古さを感じさせる。第1期拡張工事の途中で澁谷町は東京市に編入されているので、この蓋は東京市になってから設置されたものなのかもしれない。
 
 
 

東京都水道局

立ち入り禁止区域にも古い蓋はまだまだありそうだった。こちらは半分土に埋もれた「排水弇」の蓋だと思われる。
 
 
 

量水計室

こちらはベンチュリー・メーター(量水計)が格納されていた建物(量水計室)。給水塔と同時期に造られた建物で、老朽化のため長らく内部に立ち入っての見学はできなかったそうなのだが、当時と同じ材料と様式で改修され、今年から見学が可能になっている。
 
 
 

量水計室

こちらがその量水計室の内部。屋根の部分はヒノキで造られている。
 
 
 

駒沢給水所

駒沢給水所から渋谷方面を望んだ写真。現在は閉鎖されている門からは水道道路がまっすぐ続いており、正面には三軒茶屋に建つキャロットタワーが見える。
 
 
 

東京都水道局

上の写真の左下に見える蓋。流量計と書かれた蓋だが、こちらはだいぶ新しそうな蓋だ。駒沢給水所の給水所としての機能は平成11年10月に停止しているので、この流量計も現在は使われていないものと思われる。駒沢給水所は現在、災害時の給水拠点として利用されており、配水塔内部では現在でも水を循環させ綺麗な水を保持しているのだそうだ。
 
 
 

水道道路

こちらは渋谷とは逆方向、砧下浄水場へ続く水道道路。水道道路の散策も面白そうだ。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●駒沢給水塔風景保存会さん
  ●ZERO SPIRITSさん(筆者も写ってる!)
  ●Oka Laboratory 備忘録さん
  ●Kousyoublogさん
  ●世田谷の川探検隊さん
 



モノレールの終端 ~ 東京都東大和市


東京都東大和市

東京都東大和市
 
村山貯水池(多摩湖)の、「村山下第一取水塔」と「村山下第二取水塔」がデザインされている。
 
 
 

東京都東大和市

こちらは市の花「ツツジ」がデザインされた蓋。
 
 
 

上北台駅

炎天下の中、ようやく上北台駅に到着。上北台駅は多摩都市モノレールの終端駅だが、ここから武蔵村山市を横断して瑞穂町(八高線箱根ヶ崎駅)への延伸が検討されている。しかし、具体的な計画や着工の予定はまだ無いのだそうだ。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●東京都東大和市(駅からマンホール:2010/12/23)
 



東京都武蔵村山市


東京都武蔵村山市

東京都武蔵村山市
 
市の花「茶の花」がデザインされている。「茶の花」はお隣の瑞穂町のシンボルでもある。
 
 
 

東京都武蔵村山市

東京都武蔵村山市

武蔵村山市の蓋には地味なものが多く、絵柄の入った蓋は非常に少ないのだそうだ。ただ、今回歩いた範囲(新青梅街道沿いの瑞穂町との境界近くや、東大和市との境界近くのしまむら周辺)には多数設置されていた。
 
 
 

モノレール延伸予定地?

武蔵村山市には鉄道も国道も通っていない。多摩都市モノレールを現在の終点である東大和市上北台駅から武蔵村山市を横断して箱根ヶ崎駅まで延伸する計画があるが、今のところ着工の予定は無いようだ。
 
 
 

ぐりぐり写真:里山民家

ぐりぐり写真を読み込んでいます...
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里山民家。野山北・六道山公園の西端に復元された江戸時代の民家で、公園のシンボルになっている。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
 
 
 

東京都立公園

野山北・六道山公園は都立公園なので、都立公園の蓋も設置されていた。
 
 
 

ぐりぐり写真:野山北・六道山公園

ぐりぐり写真を読み込んでいます...
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埼玉県との県境にあたる尾根道に入った。蓋は無いけどこういう道を歩くのは楽しい。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
 
 
 

東京都武蔵村山市東京都武蔵村山市

再び町に出て足元を見ると、23区内では見かけない上水道の蓋が幾つかあった。どちらの蓋にも東京都章が入っているが、右の蓋の都章はどこかバランスがおかしい。
 
 
 

東京都武蔵村山市東京都武蔵村山市

小型の制水弁の蓋。地味だが種類は多いようで、本気で集めようと思ったらすごいコレクションができそうだ。
 
 
 

空掘川上流端

空掘川の上流端に着いた。1級河川も上流端は近所の側溝とたいして違いが無い。鉄道でも川でも端っこを見つけると何だかうれしくなるのは何故だろう。
 
 
 

ぐりぐり写真:横田トンネル

ぐりぐり写真を読み込んでいます...
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横田トンネル。大正後期から昭和初期に導水路工事や狭山湖(山口貯水池)建設工事に使われていた羽村山口軽便鉄道の遺構を利用した遊歩道で、この先には、赤堀トンネル、御岳トンネル、赤坂トンネルとトンネルが続く。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
 
 
 

横田トンネル

トンネル内はとても涼しく、炎天下の散策ではオアシス的存在になる。
 
 
 

羽村山口軽便鉄道跡

赤坂トンネルの先は閉鎖されているが、かつては狭山湖の建設地まで線路が続き、砂利を運搬するための機関車が活躍していた。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●悠紀’s缶さん
  ●月刊下水道さん
  ●どら焼き親父写真館さん
 



東京都瑞穂町


東京都西多摩郡瑞穂町東京都西多摩郡瑞穂町

東京都西多摩郡瑞穂町
 
町の花「茶の花」を周囲に、町の木「マツ」に留まる「オオタカ」がデザインされている。
 
 
 

東京都西多摩郡瑞穂町

こちらは「多角点」と書かれた蓋。初めて聞く名前なので何だろうかとつぶやいてみたら、なんと散策中に答えが返ってきた。多角点とは平成16年度より実施された「都市再生街区基本調査」により設置された比較的新しい種類の公共基準点である「街区基準点」のうちのひとつで、正確には「街区多角点」というものらしい。街区多角点は公共測量3級基準点相当の基準点ということだ。街区基準点には他に、「街区三角点」(2級基準点相当)、「街区三角点節点」(3級基準点相当)、「街区多角点節点」や「補助点」(4級基準点相当)といったものもあるらしい。
 
 
 

箱根ヶ崎駅

八高線の駅で、町内唯一の鉄道駅でもある箱根ヶ崎駅。西口はまだ開発中のようだが、彩色された蓋が幾つか既に設置されており、既に劣化が始まってしまっていた。
 
 
 

夏祭り

散策中、夏祭りの山車と御輿の巡行に遭遇した。
 
 
 

阿豆佐味天神社

阿豆佐味(あずさみ)天神社。延喜式にも載る古い神社で、他の阿豆佐味天神社の総本宮なのだそうだ。他のって言われても今まで聞いたことが無かったけど。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●東京都瑞穂町(駅からマンホール:2010/02/19)
 



マンホールの壁画 ~ 東京都昭島市


東京都昭島市

東京都昭島市
 
「アキシマクジラ」がデザインされている。昭島市は海からだいぶ離れ場所に位置するが、かつては海の底だったようで、昭和36年に体長約15メートルのほぼ完全な骨格のクジラの化石が発掘されている。このクジラは「アキシマクジラ」と命名され、約160万年前の化石だと考えられている。
 
 
 

東京都昭島市

微妙に色違いの蓋。クジラの色が黄色っぽい。
 
 
 

東京都昭島市

こちらは彩色されていない蓋。彩色された蓋とは、一部凹凸が異なり、細部のデザインも異なっている。
 
 
 

東京都昭島市

こちらは市の花「ツツジ」の花と市の木「モクセイ」がデザインされた蓋。
 
 
 

郷地ポンプ場

昭島市役所郷地ポンプ場。汚水を多摩川上流水再生センターへ圧送するためのポンプ場だが、その壁面には蓋の図柄が描かれている。
 
 
 

郷地ポンプ場

「アキシマクジラ」の図柄。クジラの表情が蓋の図柄とは少し異なる。
 
 
 

郷地ポンプ場

市の花「ツツジ」と市の木「モクセイ」の図柄。どちらの図柄も綺麗に描かれている。
 
 
 

東京都昭島市

こちらは上水道の空気弁の蓋。「カッパ」がデザインされている。「毎日気持ちは節水曜日」と、謎の標語。
 
 
 

東京都昭島市

こちらは空気弁付き消火栓の蓋。この消防車の図柄は日之出水道機器㈱の製品だと思われる。同じく標語が入っている。
 
 
 

東京都昭島市

同じく空気弁付き消火栓の蓋。こちらの消防車の図柄は長島鋳物㈱の製品。
 
 
 

東京都昭島市

市章が入った防火水槽の蓋。よく見るようだが初めて見るデザイン。
 
 
 

昭島ガス株式会社

市章に似たデザインの紋章が入ったやや大きめの蓋。中央に「G」の文字が入っているので、昭島市内にガスを供給している昭島ガス株式会社の蓋だと思われる。
 
 
 

中神駅

中神駅。青梅線の駅。
 
 
 

昭島駅

昭島駅。同じく青梅線の駅。
 
 
 

拝島駅

拝島駅。昭島市と福生市とに跨る駅で、青梅線・五日市線・八高線の3路線と西武鉄道拝島線が乗り入れている。
 
以上、撮影は2010年11月・12月と2011年2月。一通りの蓋を撮影するのに結構手間取った。
 
 
 
追記

鯛の尻尾さんの指摘で思い出したが、昭島市には「アキシマクジラ」の蓋と同じデザインの道路標識も存在する。下ばかり見て歩いると見過ごしてしまうので、たまには上も見ないと。
 
ちゃんとした写真は鯛の尻尾さんのページでみることができるのでそちらも是非ご覧頂きたい。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●Fire and forgetさん
  ●追い風にのってさん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●マンホール友の会さん
  ●夢の入口でさん
  ●どら焼き親父写真館さん
  ●武蔵野・多摩MTB散歩さん
 



44/45 ~ 東京都日野市


東京都日野市

東京都日野市
 
木と言えば、 石田寺にある大きくて 太いかやの木だ
 
 
 

石田寺

蓋に描かれている石田寺の門。日野は新選組「鬼の副長」こと土方歳三の出身地で、ここに埋葬されているわけではないが、土方歳三の墓もこの寺にある。
 
 
 

石田寺のかやの木

同じく蓋に描かれている、石田寺の大きくて太いかやの木。
 
 
この蓋は日野市政40周年を記念して設置された蓋のひとつで、2月に探した際には45種類のうち36種類を見つけていた。今日は残りの9種類を見つけるべく、再び日野を散策してみた。多摩都市モノレールの万願寺駅から万願寺中央公園を経由して日野バイパスを西に進み、折り返して高幡不動まで歩いてみた。以下見つけた順に蓋を掲載してみる。
 
 
 

東京都日野市

森がいい 林がもとの 大木島自然公園
 
 
 

大木島自然公園

こちらがその大木島自然公園。いい森。
 
 
 

東京都日野市

また行こう そう思う場所 石田寺
 
 
 

石田寺

再び石田寺。
 
 
 

東京都日野市

ロマンのある 新選組
 
 
 

土方歳三資料館

土方歳三が日野出身であることは先に書いたが、その生家のあった場所は土方歳三資料館になっている。
 
 
 

土方歳三資料館

土方歳三資料館は土方歳三の子孫の方が個人で運営されている資料館で、表札には「土方」とあった。ご近所もみんな土方さん。
 
 
 

東京都日野市

目が 良くなる ブルーベリー
 
 
 

東京都日野市

よごれた水を キレイにする 浅川処理場
 
 
 

浅川水再生センター

こちらがその浅川処理場こと浅川水再生センター。
 
 
 

東京都日野市

レンゲの 花咲く 川辺堀之内
 
 
 

東京都日野市

石田大橋 日野で 一番新しい
 
 
ここまで、今日見つけた蓋は探している9種類のうちの8種類。惜しくもあと1種類「へ」の蓋が見つからなかった。これまでに見つけた44種類の蓋は別ページに纏めているので、そちらも是非ご覧頂きたい。
 
 
 

東京都日野市

ちなみに、一般に設置されている日野市の絵入りの蓋には、市の鳥「カワセミ」がデザインされている。ただ、この蓋のデザインは以前掲載したものとは微妙にデザインが異なっている。
 
 
 

東京都日野市

こちらが以前掲載したものと同じデザインの「カワセミ」の蓋。日之出水道機器㈱の製品。比べると、先に掲載した蓋の岩や波紋などの部分には凹凸が増えており、滑りにくくなっているようだ。
 
 
 

東京都日野市

参考まで、こちらは2009年の下水道展で長島鋳物㈱のブースに展示されていた滑りにくさを追求した蓋。
 
 
 

東京都日野市

さらに細部のデザインが微妙に異なる蓋。こちらは日豊金属工業㈱の製品。
 
 
 

東京都日野市

もうひとつ細部のデザインが異なる蓋。こちらは長島鋳物㈱の製品。
 
 
 

東京都日野市

同じデザインの側溝の蓋も見つかった。
 
 
 
関連リンク
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  ●東京都日野市(五十音一覧)(駅からマンホール)
  ●東京都日野市(駅からマンホール:2011/02/27)
  ●東京都日野市(選之介)(駅からマンホール:2011/02/27)
  ●東京都日野市(五十音)(駅からマンホール:2011/02/27)
  ●東京都日野市(五十音その3・完遂)(駅からマンホール:2014/04/29)
 



こだわりのレプリカ蓋 ~ 台場一丁目商店街


台場一丁目商店街

台場一丁目商店街
 
台場の「台」の字を基にした紋章入りの、名古屋市型地紋の蓋。名古屋市型地紋の蓋は、現在の東京23区にあたる区域では昭和7年10月に当時の東京市に合併される前の幾つかの町、巢鴨町尾久町千住町高田町などで実際に利用されていたが、現在ではほとんど見られない非常に古いタイプの蓋だ。
 
 
 

台場一丁目商店街

この蓋は、ゆりかもめのお台場海浜公園駅前に立地するショッピングモール、デックス東京ビーチの4階にあるテーマゾーン、「台場一丁目商店街」に設置されている。モールの4階なので、もちろんこの蓋は本物のマンホール設備ではなくテーマゾーンの展示物の一つだ。材質も鉄ではなく強化プラスチックのようだった。
 
 
 

台場一丁目商店街

こちらは最初に掲載した蓋とは質感が少し異なる蓋。台場一丁目商店街は「昭和レトロ」をテーマにしているが、昭和レトロに相当する時代にはお台場(13号埋め立て地)はまだ海であり、過去に「台場町」という自治体が存在したこともなく、この蓋は完全な創作物だ。しかし、地紋に名古屋市型を用い、中央に町章を配置するなど相当のこだわりが感じられる。
 
 
 

台場一丁目商店街

蓋の周辺もわざと四角くコンクリートで舗装したような形状になっており、何とも心憎い。
 
 
 

台場一丁目商店街

台場一丁目商店街には他にも様々な昭和レトロな展示物があるが、目立たないマンホールの蓋に最もこだわりを見せているように感じられる。設計したのは誰だろうか。その人もきっと相当な鉄蓋鑑賞愛好家だろうと想像される。
 
 
 
関連リンク
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  ●台場一丁目商店街(デックス東京ビーチ)
  ●谷津遊園情報局さん
  ●MANHOLE COLLECTIONさん
 



高幡不動尊 ~ 東京都日野市


東京都日野市東京都日野市

東京都日野市
 
市の鳥「カワセミ」がデザインされている。日野市では街と緑がうまく融合しており、街中で「カワセミ」を見ることもできるのだそうだ。この日に散策した黒川清流公園でも、カワセミを狙いカメラを構える野鳥愛好家がいた。
 
 
 

東京都日野市

こちらは市章が入った東京市型地紋の蓋。地紋の向きと市章の向きが45度ずれているせいか、何だか落ち着かない。
 
 
 

東京都日野市

こちらは鉄蓋工業㈱が設計したGLV型飛散防止鉄蓋。GLVは「Grating(格子) Lock(錠) Valve(弁)」の頭文字なのだそうだ。
 
 
 

東京都日野市

こちらも格子状の蓋。
 
 
 

東京都日野市

上水道(消火栓)の蓋。東京都水道局が水を供給しているので市章ではなく都章が入っている。
 
 
 

東京都日野市

公共基準点の蓋。「日野市建設部管理課」と、課の名前まで入っている。
 
 
 

東京都日野市

つるつるの蓋。磨り減ったわけではなく最初からこういう蓋だったようだが、狭い車道の真ん中にあり、雨の日は危なそうだ。
 
 
 

高幡不動駅

高幡不動駅。京王電鉄と多摩都市モノレールの駅だが、両駅は少々離れており、写真は京王電鉄の駅舎。
 
 
 

高幡不動尊参道

駅南口を出て右を向くと高幡不動尊の参道が見える。
 
 
 

高幡不動尊

高幡不動尊。真言宗智山派別格本山の寺院で、正式には金剛寺というのだそうだ。新選組副長・土方歳三の菩提寺で、境内には土方歳三の銅像も立っている。
 
 
 

五重塔

高幡不動五重塔。梅が綺麗に咲いていた。
 
 
 

日野宿本陣

こちらは日野宿本陣。甲州街道の5番目の宿場町。
 
 
 

日野駅

日野駅。中央線の駅で、駅舎は昭和12年の複線化に伴う移転開業以来変わっていないのだそうだ。
 
 
 

埼玉県

日野駅前には何故か埼玉県の電気の蓋が設置されていた。中央は埼玉県の木「ケヤキ」をモチーフにした古いシンボルマークのようだ。埼玉による東京侵略が始まった?
 
 
 

東京都日野市

さらにこちらは新宿駅南口近く、甲州街道と明治通りの交差点に少なくとも2年ほど前から設置されている蓋。日野市の市章が入り、雨水と書かれている。この蓋を最初に見つけたときは、雨水管マンホールの仮設蓋がそのまま残ってしまっただけかと思ったのだが、注意して見るとどうやら違うらしいことが判った。
 
 
 

水準点

蓋の右側部分を拡大。「水準点」と書かれている。恐らく交点水準点がこの蓋の下にあるのだと思われるが、場所の異なる日野市の市章に用途も異なる雨水の蓋と、何とも奥深い蓋だ。
 
 
 
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幕末チャレンジャー選之介 ~ 東京都日野市


東京都日野市

東京都日野市
 
新選組の衣装を纏ったキャラクターがデザインされている。日野市は新選組副長・土方歳三と六番隊隊長・井上源三郎の出生地で、近藤勇や沖田総司が入門した天然理心流の道場もあったことから、「新選組のふるさと」を名乗って町おこしを進めている。
 
 
 

東京都日野市

このキャラクター、「選之介」というらしい。調べてみたら正式には「幕末チャレンジャー選之介」というのだそうだ。現代っ子の設定で、おじいさんの若い頃の勤務先が日野にあり、お母さんの実家も日野で、お父さんは日野から東京の会社に勤め、中学生のお姉さんがいるのだそうだ。
 
 
 

東京都日野市

東京都日野市

東京都日野市

東京都日野市

これらの蓋は、多摩都市モノレール万願寺駅の西側の通りに6枚設置されている。「選之介」のキャラクターは、2004年のNHK大河ドラマ「新選組!」の放送にあわせて2003年に決定されたとのことなので、これらの蓋もその頃、恐らく市制40周年記念の五十音の蓋と同時期に設置されたのではないかと思われる。
 
 
 

新選組のふるさと歴史記念館

市役所近く、新選組のふるさと歴史記念館。新選組にまつわる史料が多数展示されている。
 
 
 

新選組のふるさと歴史記念館

新選組ご一行。顔の部分が扉式に開き、顔出しパネルにもなる。
 
 
 

土方歳三の像

高幡不動にある土方歳三の像。鬼の副長。
 
 
 
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市政40周年記念蓋 ~ 東京都日野市


東京都日野市

東京都日野市
 
「人が いっぱい 豊田駅」。この蓋は日野市政40周年にあたる2003年度に製作された蓋で、37名の市内小学校高学年の生徒たちがデザインし、全部で45種類あるのだそうだ。(2003年度日野市環境白書)
 
 
 

豊田駅

というわけで、人がいっぱいの豊田駅。明治34年2月22日に甲武鉄道の駅として開業し、今年は開業110周年なのだそうだ。この日はここから日野市の名所を巡った。
 
 
 

東京都日野市

のっぽな けやきの木は 多摩平の木だよ
 
 
 

多摩平

こちらがその「多摩平」の風景。程よく見通しのよい林が住宅地の間に広がっている。少し人の手が入りすぎた感じはするが、住宅地の緑はこの程度がちょうどよいと思う。あんまりうっそうとしてると怖いからね。
 
 
 

東京都日野市

虫の声 聞こえる 黒川清流公園
 
 
 

黒川清流公園

こちらが「黒川清流公園」。ここもいい雰囲気。
 
 
 

東京都日野市

うれしいな 日野中央公園の木 いつもみんなの人気者
 
 
 

日野中央公園

「日野中央公園」の人気者の木々。日野市は緑を生かした街造りがとても上手だと思う。
 
 
 

東京都日野市

お! 日野中央公園に 復元住居があったよ
 
 
 

復元住居

こちらがその「復元住居」。中に入れなかったのでフェンス越しの撮影。
 
 
 

東京都日野市

るり色のような 浅川 きれいな宝物
 
 
 

ふれあい橋

蓋にデザインされている「ふれあい橋」。
 
 
 

東京都日野市

最初に かけられた 一番橋
 
 
 

東京都日野市

富士山が 見える浅川 きれいだな
 
 
 

浅川

最初に架けられた「一番橋」から眺めたきれいな「浅川」。
 
 
これらの蓋はそれぞれ一枚ずつしか存在しないようだったが、何故だかこの手の蓋には集めたいという意欲が湧かない。数が多すぎるせいか、汚れが目立ちやすいせいか、或いは鋳物でデザインを表現している蓋に比べて簡単な造りに見えるせいか。何故なんだろう?
 
まぁ、見つけたら全部撮るんだけどね。(→続き: 45種類中44種類を見つけました)
 
 
 
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  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
 



多摩センター ~ 東京都多摩市


東京都多摩市

東京都多摩市
 
「多摩川」に遡上して産卵する「サケ」がデザインされている。「イクラ」もちゃんとデザインされているが、近年の多摩川に確認されている「サケ」は人為的に放流した稚魚が海で成長して回帰したもので、自然のものではない。気候が寒冷だった縄文時代草創期の前田耕地遺跡(あきる野市)からサケの頭部の骨片が多数発掘された例はあるものの、長きに渡って多摩川にサケは遡上していなかったため、本来の生息域ではない水域に稚魚を放流することには反対意見も数多くあったようだ。稚魚の放流は「多摩川サケの会」を中心に行われていたが、この会は昨年2月に活動を休止しているため、今後多摩川で「サケ」が見られることはなくなるものと思われる。
 
蓋の構図の背後には「富士山」も見える。また、蓋にデザインされている橋は多摩市で唯一多摩川に架かる車道橋、「関戸橋」であると思われる。
 
 
 

東京都多摩市

こちらは彩色されていない蓋。一部凹凸が異なっている。
 
 
 

東京都多摩市

こちらも彩色されていない蓋だが、彩色された蓋と同じ凹凸の蓋。彩色しないと何がデザインされているのかわかりにくい。
 
 
 

東京都多摩市東京都多摩市

彩色されていない2種類の蓋を比較。右の蓋は彩色することを前提にした鋳型で造ったものの、何故か彩色されないまま設置されてしまったのではないかと想像してみたが、その割りに設置されている数が多かったので、多分間違った想像だと思う。
 
 
 

東京都多摩市

こちらは「長靴」と「傘」がデザインされた蓋。
 
 
 

東京都多摩市

同じ構成で彩色されていない蓋。彩色された蓋とは一部凹凸が異なっている。
 
 
 

東京都多摩市

「長靴」と「傘」の蓋にも、彩色された蓋と同じ凹凸で彩色されていない蓋があった。
 
 
 

東京都多摩市東京都多摩市

折角なのでまた比較。「傘」の部分の凹凸だけでなく、地紋の網目の大きさも異なっている。
 
 
 

東京都多摩市

こちらは市章が入った蓋。「傘」が小さくデザインされているので雨水管マンホールの蓋なのだと思われる。
 
 
 

東京都多摩市   東京都多摩市

汚水管用の蓋には、水道の「蛇口」とトイレの「便器」がデザインされている。わかりやすいようなわかりにくいような。
 
 
 

東京都多摩市

さらに「清掃」と書かれたちょっと大きめの蓋もあった。
 
 
 

グリーンライブセンター

多摩よこやまの道」を抜け、多摩センター地区に入った。写真は多摩市立グリーンライブセンターの温室。背後の大きなビルはベネッセコーポレーション(進研ゼミ)の東京ビル。
 
 
 

サンリオピューロランド

多摩センターといえばサンリオピューロランドも有名。
 
 
 

多摩センター駅

多摩センター駅に到着。写真は京王・小田急の駅舎。
 
 
 

多摩センター駅

多摩センター駅には多摩都市モノレールも乗り入れている。小田急線は新百合ヶ丘駅、京王線は調布駅と橋本駅、多摩都市モノレールは立川駅へ通じている。
 
 
 

関戸橋

蓋にデザインされているらしい「関戸橋」。関戸橋フリーマーケットが開催されており多くの人で賑わっている。(† Wikipediaより取得し加工。作者:FITM、利用許可:cc-by-sa-3.0)
 
 
 
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  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●マンホール友の会さん
 



東京都稲城市


東京都稲城市

東京都稲城市
 
市の木「イチョウ」の葉がデザインされている。前回掲載した蓋には紅い葉がデザインされていたが、こちらは自然な色使いの葉っぱだ。
 
 
 

東京都稲城市

色違いの蓋。
 
 
 

東京都稲城市

彩色されていない蓋は凹凸が逆になっている。
 
 
 

東京都稲城市東京都稲城市

小型の蓋2種。
 
 
 

東京都稲城市

こちらは金色の矢印が入った蓋。路上には様々な方向を向いた矢印の入った蓋が見られた。勾配(下水道の方向)を表しているのかもしれない。下部に「おすいNT」と書かれているが、「NT」はニュータウン(多摩ニュータウン)を指すのだと思われる。
 
 
 

東京都稲城市

市章が入った公共基準点の蓋。
 
 
 

東京都稲城市

こちらはYouTubeのメンテナンス画面で世界デビューした消防士がデザインされた消火栓の蓋。市の名産品で市の花にも指定されている「ナシ」の実が周囲を取り巻いている。大きな「i」の文字に「Yes! いなぎ」と書かれているが、これは市のシンボルマークだ。
 
 
 

日豊金属工業

プレート部分は前回の記事で取り上げた日豊金属工業株式会社の特徴を持っている。部品を外注していたという可能性もあるので断言はできないが、この消防士のデザインの蓋も日豊金属工業の製品なのかもしれない。「Yes! いなぎ」のシンボルマークの制定は平成8年(1996年)とのことなので、2002年に倒産した日豊金属工業の製品だとしても矛盾は無い。
 
同じ消防士がデザインされた蓋は、港区府中市で確認している。
 
 
 

南多摩駅

この日は南武線の南多摩駅から、多摩丘陵に広がる多摩ニュータウンを歩いた。
 
 
 

城山公園

城山公園。「九の丸」の碑が見えるが、ここに有名な城があったというわけではないようだった。「稲城」の地名も明治以降に考案されたもので、そのような名前の城があったというわけではない。ただ、この地域には古く(縄文時代)から人が住んでいたようで、幾つもの山城跡があり、この城山公園もそのひとつなのだと思われる。
 
 
 

稲城中央公園

稲城中央公園のグラウンド。「INAGI」の植え込み文字が映える。
 
 
 

多摩ニュータウン

多摩ニュータウンの風景。多摩ニュータウンは稲城市・多摩市・八王子市町田市にまたがる大規模なニュータウンで、稲城市域の開発は様々な要因から遅れたのだそうだ。しかし、先行して開発された多摩市域の経験と反省を生かし、緑を残して広大な公園を造ったり、自家用車の利用に配慮した街造りを行ったりしている。
 
 
 

へびが出ます  マムシに注意

そういった経緯から多摩ニュータウンの稲城市域には緑が多く残っており、公園内にはへびやマムシも出るようだ。
 
 
 
関連リンク
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  ●東京都稲城市(駅からマンホール:2010/11/10)