東大赤門 ~ 東京帝國大學
東京帝國大學(現 東京大学)
「帝大下水」の文字が入っている。
東京大学は、1877年に創立された時は今と同じ「東京大學」という名前だったが、1886年に「帝國大學」、さらに1897年に「東京帝國大學」、そして1947年に現在の「東京大学」と名前を変えている。
この蓋には「帝大」と書かれているので、「帝國大學」か「東京帝國大學」のどちらかの時代の蓋だと思われる。日本で丸形の蓋を作り始めたのが明治末期から大正にかけて(1910年~1920年くらい、帝國大學は1897年に東京帝國大學に改称)だということや、同じ蓋が東京帝國大學の時代になってから移転してきた農学部の敷地(弥生キャンパス)内にも設置されていること、現在の通り・建物の配置が決定された本郷キャンパスの大規模な整備は関東大震災(1923年)後であることなどを考えれば、この蓋は「東京帝國大學」の時代のものだと考えられる。
(1886年~1935年、即ち「帝國大學」の期間を全て含む時代には現在の弥生キャンパスの敷地には旧制第一高等中学校・高等学校があった。その敷地にこの蓋があるということは、少なくとも弥生キャンパスでの設置は1935年以降、即ち東京帝國大學の時代だと思われる)
同じ「帝大下水」の蓋だが、いくつかの種類がある。
東京大学の赤門。国の重要文化財に指定されているので、落書きしたり周辺で焚き火をしたりすると文化財保護法違反で逮捕される。
東大生協食堂の「赤門ラーメン」。唐辛子入れすぎた。
関連リンク
●東京帝國大學(駅からマンホール:2008/02/09)
●東京大学(駅からマンホール:2008/02/09)
●小石川植物園(駅からマンホール:2011/10/23)
●東大のマンホールマンホール・下水・暗渠 ~rzekaの都市観察さん
●東大のマンホール(UT-Life:東京大学公認サイト)
●庄山 直芳のホームページさん
●Arthur’s placeさん
●東大MOT学生の奮闘記さん
●マンホール博物館さん
2010 年 5 月 27 日 4:52 AM
この蓋が帝國大學時代のものか東京帝國大學時代のものかの説明がわかりにくかったので年表と説明を追加しました。