神奈川県横浜市(水道局:工業用水)
「工業用水」と大きく書かれた蓋。中央に「Y.W.W.」の文字が入るが、これは横浜市水道局(Yokohama Waterworks Bureau)を意味している。下部に「S.V.」とも書かれている。他に、「A.V.」、「B.V.」、「D.V.」と書かれたものもあった。
追記(2011/01/21: なんとなくまとめ)
- A.V.
- Air Valve: 空気弁/排気弁
- フロートが上下することによって弁が開閉し、管に溜まった空気が自動的に抜ける仕組みの弁。
- B.V.
- Butterfly Valve: バタフライ弁/バタフライ仕切弁
- バルブシャフトを軸として、羽根を回転させるることで流路を制御する仕組みの弁。
- D.V.
- Drain Valve: 排水弁/排水栓/排泥弁/泥吐弁
- 余分の水を排除するため、或いは水と一緒に管内の異物(泥)を取り出すための弁。
- S.V.
- Slide Valve: 仕切弁
- 仕切扉で管を遮断して水を止める仕組みの弁。ソフトシール仕切弁(Soft Seal Slide Valve)や止水栓(Stop Valve)の可能性も。
- R.V.
- Reducing Valve: 減圧弁
- 圧力を調整して一定の圧力を供給する目的の弁。「R.V.」と表記された蓋は見かけたことがないが、横浜市内に「減圧弁」と書かれた蓋はあるようなので、存在するかもしれない。
こちらも「工業用水」と書かれた別デザインの蓋。こちらのほうが新しいデザインのようだ。受け枠に「YOKOHAMA KOUSUI」の文字も入る。
同じく「工業用水」と書かれた四角い蓋。
工業地帯を進む。写真は埋立地を繋ぐ恵比寿橋からの風景。
日産自動車横浜工場に到着。写真右の建物は、昭和43年まで日産自動車の本社ビルとして使われていた建物で、平成15年に日産エンジンミュージアムに改装され一般公開されている。
日産エンジンミュージアムのエントランスホールには自動車のカットモデルが展示されていた。なかなか興味深い。日産エンジンミュージアムには日産の歴代エンジン28台の他、古いものから新しいものまで、様々な自動車が展示されている。
ダットサン15型ロードスター。販売価格は1,750円(1936年当時)。
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神奈川県横浜市
船の舵取りに使う「操舵輪」の中に、「横浜ベイブリッジ」がデザインされている。
こちらは彩色されていない蓋。同じデザインだが、実は左右の蓋には大きな違いがある。
違っている部分の拡大図。左の蓋は上部の長方形の部分に窪みがあるが、右の蓋にはそれがない。
実は、窪みのある蓋は「T-14」という規格の蓋で、窪みのない蓋は「T-25」という規格の蓋なのだそうだ。これらは下水道協会で定められている規格で、それぞれ車両総重量14トン、25トンまでの荷重に耐えられるということを意味している。蓋の設置や交換などを行う際、業者の人はこれを目印にしているのだそうだ。この方法は、横浜市のこのデザインの蓋にのみ採用されているとのことだ。
この豆知識は、昨年の下水道展で日之出水道機器㈱の方に教えてもらった。
こちらは横浜の「Y」と「O」の文字を基調とした地紋の蓋。日之出水道機器㈱が横浜市のために考案したデザインとのことで、他の自治体には設置されていないはずだ。
新子安駅。京浜東北線の駅。この日はここから横浜の工業地帯を散策した。
駅を出て陸橋を登ると、海の方向に蓋にもデザインされている横浜ベイブリッジが見えた。
陸橋を下るとすぐに工業地帯に入る。写真は日本ビクターの第一工場ファサード。昭和5年に造られた工場で、現在ではファザード(建物正面)のみが残されている。日本ビクター本社も創立以来この地にあるが、移転が決まっており、工場も含めこの土地は売却される予定なのだという。地元では、地域のシンボルともなっているこの建物の行く末が案じられている。
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埼玉県北葛飾郡栗橋町(現 久喜市)
毎年7月の第3土・日曜に行われる「くりはし夏まつり」(天王様)の様子がデザインされている。この祭で担がれる八坂神社の「大神輿」は、江戸末期に造られたという由緒ある神輿だ。
栗橋町は2010年3月23日、久喜市、菖蒲町、鷲宮町との新設合併により、新しい久喜市になっている。
2009年4月、蓋にデザインされている大神輿を撮影しに八坂神社まで足を伸ばした。
拝殿前では狛犬の代わりに狛鯉が出迎えてくれた。
しかし、残念ながら大神輿は常時公開されてはおらず、分厚いカーテンの向こう側だった。
仕方が無いので、本日の夏まつり本番を狙って再度栗橋へやってきた。
栗橋駅には午後6時頃に到着したが、駅前に大神輿がやってくるのは1時間半後ということだったので、大神輿を追いかけて撮影してきた。「あばれ神輿」と呼ばれる豪壮な担ぎ方で、間近で観ると迫力がある。
先に書いたとおり、八坂神社の大神輿は江戸末期に造られた由緒ある神輿で、関東三大神輿のひとつともされるが、関東三大神輿を名乗る神輿は他にもたくさんあるのであまりあてにはならないかも。
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●埼玉県栗橋町(駅からマンホール:2010/07/26)
●鉄蓋探訪さん
●どら焼き親父写真館さん
●マンホール友の会さん
●鯛の尻尾を奪い取れさん
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