※この記事はエイプリルフール用の嘘記事です。
東京都特許許可局
都のシンボルマークと「特許許可局」の文字が入った蓋。早口言葉で有名な「東京特許許可局」という名称の機関が実際には存在しないことは有名だが、元となっている機関の名称が「東京都特許許可局」(「都」の文字が入る)であることは意外と知られていない。
東京都特許許可局では、東京都特許許可局局長主催の新春シャンソンショーで東京都特許許可局局長作曲「東京都特許許可局協奏曲」を演奏するのが毎年恒例となっている。都税の納付額によって赤巻紙・青巻紙・黄巻紙に印刷された招待状が都在住の老若男女に配布されており、筆者の所にも招待状が届いている。ちなみに青巻紙は高額納税者、黄巻紙は抽選による当選者、赤巻紙は高額滞納者に対して配布されている。昨年は東京都特許許可局局長今日急遽休暇参加拒否だったが、今年はどうだろうか。
東京都特許許可局については、都が特許の許可を出した「5000万円の札束が入る鞄」に、実際は5000万円の札束が入らなかったという不祥事も記憶に新しい。特許は「知的な財産」を守る大事な制度であるため、猪瀬直樹都知事(当時)は自らその鞄の検証を行い、特許を許可したことが誤りであったことを認め、引責辞任に追い込まれている。(† 写真は 日刊ゲンダイ 2013年12月17日 より)
※この記事はエイプリルフール用の嘘記事です。
東京市發明局
こちらは戦前より存在していた前身の東京市發明局時代の蓋。東京市發明局は、第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)7月1日に東京市と東京府が廃止され東京都が設置されたのと同時に東京都発明局となり、1962年(昭和37年)4月1日の組織変更で現在の東京都特許許可局になっている。
発明局時代に都がその特許を許可した「選挙に立候補したら当選する発明」で有名な発明家の中松義郎氏(ドクター中松)は、現在の「特許許可局」が発音しにくいことから、機関の名称を以前の「発明局」に戻すことを主張して過去何度も東京都知事選に立候補している。しかし毎回あと数百万票という僅差で敗れており、今後の動向が注目されている。(† 写真は ITmedia Mobile 2003年1月24日 より)
関連リンク
●湖のひみつ(駅からマンホール:2008/04/01)
●マンホ計が開発される(駅からマンホール:2009/04/01)
●御当地おいしい水(駅からマンホール:2010/04/01)
●都下水道局の新ロゴマーク(駅からマンホール:2012/04/01)
●上野下アパートメント(特許濱崎)(駅からマンホール:2015/04/02)
●東京特許許可局(アンサイクロペディア)
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埼玉県八潮市
魚を咥えた「サギ」がデザインされている。八潮市は中川右岸に位置し、市内には用水路も多く水辺は多いようだ。ただ市の鳥はハクセキレイでサギではない。
中川水循環センターの展示蓋。路上の蓋は設置されたてのようなので比べるのはかわいそうだが、路上の蓋の方が格段に綺麗だ。
こちらは市の花「クチナシ」と市の木「イチョウ」がデザインされた蓋。クチナシだけワンポイントで彩色されており、お洒落。
消防車がデザインされた消火栓の蓋。市章も入っている。
シンボルマークが入った仕切弁の蓋。彩色されているが、本物のシンボルマークはもっとカラフルだ。平仮名で「しきり弁」との表記は珍しいかも。
同じくシンボルマークが入った照明用の蓋。
八潮駅。つくばエクスプレスの駅で、市内唯一の鉄道駅。
八潮市の名所は何だろうと探してみたが、思い浮かばない。市内には首都高速道路が通っており、少し先の三郷ジャンクションで常磐自動車道や東京外環自動車道と接続している。
八潮駅のすぐそばには八潮パーキングエリアが立地し、パーキングエリアからは徒歩で外に出ることができる。以前は出入り共に自由だったようだが、現在は出るのみで戻れない。八潮パーキングエリアは東京方面の上り線でのみ利用可能で、東京方面に向かう高速バスの乗客が途中で降りてつくばエクスプレスを利用する際などにこの出口が使われる。高速バスの車内では、八潮駅から秋葉原駅までの各駅で降車できる乗継乗車券を100円で購入できるのだそうだ。
以上、中川水循環センターの展示蓋以外は2009年12月の撮影。
関連リンク
●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
●夢の入り口でさん 2 3 4 5 6
●日本マンホール蓋学会さん
●遊戯的電脳中心さん
●鯛の尻尾を奪い取れさん
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埼玉県浦和市(現 さいたま市)
今更ながら1年半前に見学した中川水循環センターの記事の続き。さいたま市になる前の旧浦和市の花「サクラソウ」がデザインされている。
こちらは以前掲載した実際に路上に設置されている蓋。展示用の蓋よりも路上にある蓋の方が状態がよいかもしれない。ただ、何枚か蓋を所持する者として、錆は磨けばある程度取れることを経験しているので、展示用の蓋も磨けば輝きを取り戻す可能性は捨てきれない。水循環センターの展示蓋を磨く会とか開催されないかな。やるなら私は間違いなく参加する。
展示蓋だけではあまり話が続かないので、地味な蓋の話題も。こちらは旧浦和市の市章が入った、そこそこ古そうな東京市型の蓋だ。
この蓋で注目したいのはこの部分、放射状に伸びる線が内側の円を突き抜けているところだ。夢の入り口でさんの考察に指摘されているように、このタイプの東京市型の蓋は伊藤鉄工㈱の製品である可能性が高い。
実際に縁塊部分をよく見ると、伊藤鉄工㈱のブランド「IGS」の文字が見つかった。伊藤鉄工㈱は大手の会社なので「IGS」の文字が入った蓋は全国でよく見かけるが、最初に「IGS」の文字が入った蓋を見つけた時は何の蓋かわからず、見つけた場所が岩手県内の駅前だったため岩手銀河鉄道(IGR)関連の蓋かとも想像していた。
伊藤鉄工株式会社
そんな疑問を抱えつつ後日見つけたのがこの蓋。「IGS」の文字と、下に製造元と思われる会社名「ITO-TEKKO」が入った蓋だ。言ってみればロゼッタストーン蓋。
ここまでわかれば調べる手段は幾つもある。同じ読みの会社は複数あるが、マンホールの蓋を製造する会社に絞れば「IGS」をブランドとする川口の鋳物会社伊藤鉄工㈱がすぐ見つかった。これが7年位前の話だ。
伊藤合名会社
そのうち「IGS」が何の略なのかが気になりはじめ、そんな中見つけたのがこの蓋だ。
「ITO-TEKKO」ではなく「ITOGOMEI.CO」と書かれている。とりあえず「G」が出てきた。ちょっとワクワク。伊藤鉄工の前身であるなら、「ITO」と「GOMEI」で切れるはずで、「GOMEI」を合名会社の「合名」と考えれば、「伊藤合名会社」というキーワードが出てくる。
国会図書館の近代デジタルライブラリーで昭和初期の埼玉県工場通覧を見ると、現在と同じ埼玉県川口市元郷3丁目にその名も「伊藤合名會社」が見つかった。他いろいろと調べてみると、現在の伊藤鉄工㈱の大株主は㈱愃王という会社らしく、この会社の所在地は浦和駅の近くにあった。GoogleMapで調べてみるとその番地には現在も「伊藤合名会社」の表記があった。「愃」の字から、埼玉県工場通覧で隣に並ぶ明治6年創業の「伊藤愃六工場」もきっと係わりがあるのだろう。さらに調べてみるとこの「伊藤愃六工場」の流れを汲むイトコー㈱という会社も同じく埼玉県川口市元郷3丁目に所在するようだ。伊藤鉄工㈱とは兄弟企業なのかも。
と、色々手がかりは出てきたものの、結局「IGS」が何の略なのかは不明なままだ。株式会社とはいえ、赤の他人がこれ以上根掘り葉掘り調べるのも気が引けるし、最近話題の家具屋さんのようなドロドロとした内情なんかが出てきたら寝覚めも悪いので、調査はここで止まっている。
何だか色々書いたが、一言で言うと今年も鋳物工場へ見学に行きたいなという話だった、のかな?
関連リンク
●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
●埼玉県浦和市(駅からマンホール:2010/11/21)
●埼玉県浦和市(駅からマンホール:2007/10/28)
●埼玉県浦和市(駅からマンホール:2007/09/02)
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