「サト」が三つでミサト ~ 埼玉県三郷市
埼玉県三郷市
市の花「サツキ」がデザインされている。三郷市には下水道の日に合わせて一般公開されていた中川水循環センターが立地する。今回はその行き帰りに見つけた蓋を中心に取り上げる。
蓋の下部にあるマークを拡大したのが左の写真だが、枡に「H」が入った意匠になっている。
同じマークと「HOKUSEI」の文字が入った蓋を過去に見たことがあるので、このマークは北勢工業㈱のものであると推察される。
ちなみに、丸に「H」だと㈱長谷川鋳工所の意匠になる。
こんな具合に三郷市の蓋には製造元を示すマークが入っているようなので、その辺りにも注目しつつ、蓋を見て歩いた。製造元を示すマークが入った蓋を設置している自治体としては、他に富士見市の例がある。蓋の製造元に詳しくなってどうするのか、たぶんいいことは何も無いと思うが、強いて言えば「おまえのことは俺がいちばんよく知っている、という種類の愛」を満たすための行為であり、一種の愛情表現なのだ。
なんだかよく分からなくなってきたので次。
こちらの蓋にはピンク色の「サツキ」がデザインされている。細かい所を見ると、さっきの北勢工業㈱の蓋はエポキシ樹脂を流し込むタイプの彩色方法だったが、こちらの蓋はセラミックサンドを吹き付けるタイプの彩色方法のようだ。すなわち、似たデザイン・形状の蓋なのに鋳型の形がまったく違うわけだ。(だからどうしたとか言わない)
こちらの蓋の下部にもマークが入っているが、これは業界王手の日之出水道機器㈱のマークだ。「日」の字をデザイン化したものと思われる。
こちらは下水道展’10 名古屋の次世代型高品位グラウンドマンホール推進協会のブースに並べられていた日之出水道機器㈱の蓋。同じマークが入っている。最近は「HINODE」とアルファベットのロゴがよく用いられているようで、このマークは下水道展のようなイベントや広告などではあまり見かけなくなっている。
こちらは中川水循環センターに展示されている蓋。古いせいか製造元を示すマークは入っていないが、この蓋は長島鋳物㈱の蓋だ。そう判断した理由はこちらの記事を参照されたし。
さらに別のマークが入った蓋。丸に「N」のマーク。
同じマークの蓋が下水道展’10 名古屋でも展示されており、これは日本鋳鉄管㈱のマークということらしい。
彩色されていない蓋にも丸に「N」のマーク。
小型の蓋には製造元を示すマークは入っていないようだが、幾つかのタイプの蓋があった。
続いて消火栓の蓋。全国でよく見かけるこの消防車の蓋は、日之出水道機器㈱のものらしい。
埼玉県入間市
なぜか入間市の蓋も一枚だけあった。謎の幾何学模様。製造元も不明。
三郷中央駅。つくばエクスプレスの駅。三郷市内には武蔵野線も通っているが、つくばエクスプレスを利用したほうが都心からのアクセスはよく、この駅が市の中心駅となりつつあるようだ。
駅前に三郷市のマスコットキャラクター「かいちゃん(大)&つぶちゃん(小)」の像があった。市の鳥「カイツブリ」をモチーフにしたのだとか。
同じ像が市役所前にもあった。ひょっとして市内のあちこちに?、税金の無駄遣いと叩かれはしないか?などと勝手に余計な心配をしてみたが、製作・寄贈をしたのは三郷市商工会で、この像があるのは三郷中央駅前と市役所前の二ヶ所だけのようだ。よかった。
三郷中央駅を出るつくばエクスプレスの車両。奥に見えるのは東京外環自動車道。交通情報によく出てくる三郷ジャンクションはさらに右側の方にある。
三郷ジャンクションの下まで行って撮影してみた写真。もっと面白い写真が撮れるのではと期待していたのだが、大きすぎてよくわからない写真になった。ちなみにこのすぐ隣に中川水循環センターがある。
以上、撮影は2013年9月と2009年12月。
関連リンク
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●中川水循環センター(駅からマンホール:2013/10/17)
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2013 年 12 月 17 日 3:06 AM
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2013 年 12 月 17 日 3:12 AM
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