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阿佐ヶ谷散策 3/4 ~ マンホール商会、東京都、東京都杉並区


阿佐ヶ谷散策 3/4

阿佐ヶ谷散策 3/4
 
間にいろいろあったにせよ、10月の散歩の記事をまだ書き上げていないのはどうかと思う。ともかく、ようやく善福寺川に到着したところ。氾濫したり渇水になったりで忙しい川。神田川・環状七号線地下調節池にも繋がっている。川沿いには公園・緑地が整備され、ジョギングコースにもなっている。
 
 
 

マンホール商会

株式会社マンホール商会
 
善福寺川沿いに見つけた蓋。この蓋は㈱マンホール商会の製品。マンホール商会のホームページには6種類の鉄蓋の写真が並んでいるが、なかなか渋いチョイスなので是非一度見ていただきたい。
 
 
 

株式会社マンホール商会

蓋の上部にはマンホール商会のマークが入り、縁の部分には「M」の字が並んでいる。地紋は「工」の字を並べた形状になっており、文様の分類としては「工字繋ぎ文様」というらしい。
 
 
 

6連の特殊人孔鉄蓋

善福寺川に沿って、水の流れる音の聞こえる特殊人孔鉄蓋がいくつかあった(川沿いに暗渠?)。これは見つけた中でも最も数の多かった6連の特殊人孔鉄蓋。写真右奥は杉並児童交通公園への入り口。
 
 
 

東京都

壮観の6連特殊人孔鉄蓋。マンホールのふた 日本篇(林丈二 サイエンティスト社)によると、6連が最大というわけではなく、どこかに9連のものもあるらしい。
 
 
 

杉並児童交通公園

公園内だというのにやたらと信号や標識が並ぶ杉並児童交通公園。ここについてはみちくさ学会の記事が詳しい。
 
 
 

東京都杉並区

川沿いの遊歩道に出てきた三級基準点の蓋。なかなかカッコイイ。汎用的なデザインともいえるが、杉並区以外ではまだ見つけたことがない。
 
 
 

すぎなみ 知る区 ロードすぎなみ 知る区 ロード

善福寺川沿いの遊歩道はすぎなみ 知る区 ロードの一部にもなっているようで、すぎまるの疑似蓋もいくつか見かけたが、所々で別のデザインの疑似蓋も見かけた。左は「富士山の前を車が疾走:R」、右は「長靴からネズミがこんにちは:T」。探せばもっと出てきそうだったが、蓋じゃないせいかあんまり探す気が出ない。
 
 
 

川沿いの暗渠?

川沿いの暗渠?はずっと続いており、特殊人孔鉄蓋と丸蓋とのセットも幾つか並んでいる。
 
 
 

川沿いの暗渠?

こちらは比較的新しい蓋のセット。
 
 
 

東京都

この蓋の正式名称は「人孔鉄蓋(角蓋幅40cm都型)」というらしい。
 
 
 

反対側も うかせ、手前に引いて下さい

蓋の下部には「反対側も うかせ、手前に引いて下さい」と書かれている。これはいい饒舌蓋。
 
 
 

東京都

少し古い下水君の入った蓋。やや大きめのサイズ。下水君(東京都下水道局紋章)は、明治44年(1911年)10月26日に東京市下水改良事務所の紋章として告示されており、今年で丁度100周年になる。なにかお祝いをせねば。
 
 
 

和田堀公園

和田堀公園。特に催し物は無いようだったが、多くのバーベキュー客で賑わっていた。
 
 
 

歴史と文化の散歩道歴史と文化の散歩道

都内のガードレールや足元に時々現われるカタツムリ。これらは昭和58年から平成7年にかけて都が行った「歴史と文化の散歩道事業」によるもので、全23コース、240.5kmが整備されている。歴史と文化の散歩道については、さんぽみち総合研究所のページが詳しい。
 
 
 

東京都

今回の記事で最後の蓋。六角形の受け枠に丸い蓋。このタイプの蓋は、現在の仕様書には見つからない。字体もどことなく可愛らしい。
 
 
 

大宮八幡宮

大宮八幡宮に到着。
 
 
 

大宮八幡宮

こちらも七五三詣りで賑わっていた。
 
 
 

大宮八幡宮

門にあった穴あきの菊の御紋。水はけはよさそうだがこれは蓋にはできない。
 
 
 

大宮八幡宮

創建は康平6年(1063年)と古く、東京のほぼ中央に位置することから「東京のへそ」という異名も持っている。
 
ぐだぐだしてきましたが、また続くのです。
 
 
 
関連リンク
  ●阿佐ヶ谷散策 1/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 2/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 4/4(駅からマンホール:2011/10/30)
 



阿佐ヶ谷散策 2/4 ~ 東京府、帝都高速度交通営団、東京都


杉並区役所

阿佐ヶ谷散策 2/4
 
前回の続き。阿佐ヶ谷駅から杉並区役所まで来たところから。
 
 
 

東京府

前回の記事で少し触れた、夢の入口でさんが見つけられた区役所前の鉄筋コンクリート蓋。放射状に並ぶダイヤ型の穴が特徴的だ。中央の紋章は昭和18年7月に東京都が発足するまで存在した東京府の紋章だ。この紋章は昭和6年から使われているので、この蓋の設置時期もその間に絞られる。
 
 
 

実用新案出願公告S10-7600 鉄筋コンクリート蓋

鉄筋コンクリート蓋については、昭和初期に森勝吉氏が発明し、幾つか実用新案登録もされているが、この蓋の様式はその中でも最初のものだったようだ。実用新案出願公告(昭和10年7600号)ではその骨組みの図も確認できるが、鉄線を鉄骨に使う現在の様式とは大きく異なり、一つの骨組み(鋳物)のみで鉄筋が構成されている(本文には「枠材ハ總ヲ一體ニ鑄造セラレ」とある)。ダイヤ型の穴も鉄筋の一部であり、その配置は東京市型地紋の蓋をも彷彿させる。隙間の空いたスカスカの鉄蓋をコンクリートで埋めたような形状だ。
 
 
 

帝都高速度交通営団

近くには営団地下鉄こと帝都高速度交通営団の蓋もあった。穴は開いていないが窪みの有る東京市型地紋の蓋だ。この下には丸の内線が走っており、杉並区役所前の青梅街道の地下には南阿佐ヶ谷駅がある。
 
 
 

東京府

東京府蓋はもう一枚あった。先ほどの蓋は歩道の端にあったが、こちらの蓋は車も通る横断歩道上にあるせいか、紋章部分がだいぶ磨り減っている。
 
 
 

杉並区役所

青梅街道に面する杉並区役所。区役所前にちょっと怪しい銅像が。これ以上ツッコミを入れると、[駅からマンホール] → [パンチラ好き] という誤った認識が広まってしまいそうなのでやめておく。<内輪ネタ失礼
 
当方、布に興味はありません。
 
 
 

東京都東京都

他に何かないかと区役所の周りをぶらぶらしたら出てきた萌え点。ハンカチ落しと天駈ける点。
 
 
 

東京都

こちらは異字体はないが蓋の形状が少し異なる仕切弁の蓋。丸い。
 
 
 

仕切弁

都章のない小型の仕切弁。すぐ下に水道管が埋設されていることを示す印(何て名前なんだろうか?)が見える。
 
追記
コメントで情報を頂きました。埋設表示ピン、埋設管表示ピンといった名称があるようです。
 
 
 

株式会社長谷川鋳工所製

㈱長谷川鋳工所製の制水弁の蓋。止水弁用バルブボックス B1-2という商品名・型番らしい。
 
 
 

東京都

比較的綺麗な状態の右書き止水栓も出てきた。
 
 
 

東京都

こちらは公共基準点の蓋。それほど珍しくない。「建設局・道路管理部」ではなく、「建設局・土木技術研究所」の蓋はそこそこ珍しいようだ。
 
 
 

東京都

青梅街道を渡って杉並都税事務所前で見つけた蓋。都章入りT字地紋の蓋。これは初見かもしれない。電話の蓋なんだろうけど。
 
 
 

東京都

角蓋もあった。掃除のおじさんの手を止めてしまって申し訳なかった。
 
 
 

東京都東京都東京都

道すがら出会った小型の蓋。それぞれ、姿形書換字の[制]水弁、都章のでかい右書き止水栓、姿形書換字の仕[切]弁の蓋。
 
 
 

丸蓋と特殊人孔鉄蓋

都立杉並高校近くで幾つか見かけた大型丸蓋と特殊人孔鉄蓋のセット。ここは天保の飢饉の際に開削され大正時代まで実用されていたという天保新堀用水の暗渠上に当るようだ。
 
 
 

東京都

3連の特殊人孔鉄蓋。全て角が四角いのは比較的古いものらしい。このタイプの鉄蓋は補修用に造られ交換されるのみで、もう新設はされない。
 
 
 

東京都

セットの大型丸蓋。普通の蓋と比べると、何となく穴が小さいように見える。
 
 
 

東京都

その近くで見つけた排水弁の蓋。萌え点(ハンカチ落し)付きで丸いのに四角い。この蓋はそこそこ珍しいことは確かだが、小さくて目立たないこともあり、実のところ残存数は結構多いのかもしれない。とりあえず現行の蓋ではないようなので、見つけたら場所を記録しておくに越したことは無い。この蓋は都立杉並高校の北端にあたる交差点にある。
 
長くなってきたのでまた次回に続く。
 
 
 
関連リンク
  ●阿佐ヶ谷散策 1/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 3/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 4/4(駅からマンホール:2011/10/30)
 



阿佐ヶ谷散策 1/4 ~ 国鉄、東京都、荒玉水道町村組合、他


阿佐ヶ谷駅北口

阿佐ヶ谷散策 1/4
 
今回はいつもとはスタイルを変えて、散策で見つけた順に蓋を並べて記事にしてみた。都内には様々な種類の蓋があるが、これをいつものように所属・種類別で記事にすると、まず資料が足りない。というのは例えば東京都水道局の制水弁の蓋一つとってみてもその種類は膨大にあり、一度の散策で見つけた制水弁の蓋だけではなかなか面白い記事にはなりそうもない。それに記事の数がいたずらに増え、逆に記事の面白さが(あるとして)希釈されてしまう恐れもある。対して、見つけた順に並べた記事にすると、鉄蓋散策の楽しさも伝えやすそうだ。プロフィールに書いているように「全国に設置されているマンホール鉄蓋の辞書的存在」を目指してはいるものの、たまにはこういうのもいいのではないかと思う。
 
というわけで、今回は駅からハイキングで歩いた阿佐ヶ谷の町で見つけた蓋をご紹介する。
 
 
 

東京都

阿佐ヶ谷駅北口を出て最初に目に入った蓋。真ん中に骨太な都章が入った東京市型地紋の蓋だ。下水道局の紋章がなければ建設局の設置、という推測は正しいのかな? 他の市町村ならば真ん中にその都市の紋章のみという蓋は普通なのだが、東京区部では珍しい蓋の部類に入る。
 
 
 

日本国有鉄道

続いて国鉄の蓋。工部省が由来という「工」の字に「国鉄」の文字入り。
 
 
 

日本国有鉄道

こちらは「国鉄」の文字の無いもの。文字が無いだけではなく、蓋の縦横が違うとか、T字地紋と蓋の縁とがくっついているとか、細かい点が色々と異なる。これらの蓋は駅周辺に何枚か設置されている。
 
 
 

東京都下水道局

中央に下水君が鎮座した蓋。普通の蓋かと思いきや、穴の部分が窪みもせず平らになっている。あそこがツルツルとかそんな愛称で一部に人気のある蓋。そういえば東京市型の下水道局の蓋で穴が開いていない蓋(窪みのみの蓋も含めて)というのはあまり見ない。手元にある東京市型の下水道局の蓋はどれも穴あきのものだ。
 
 
 

東京都水道局

阿佐ヶ谷駅から阿佐ヶ谷神明宮、100m程しかない範囲にも色々な蓋が出てくる。これは東京都水道局の制水弁の蓋。仕様書によれば「鉄蓋角型2号A」というらしいが、2号Bってのは無いらしい。(この蓋は鉄蓋角型2号Aではなく、現行の仕様書に載っていないやや古いタイプの蓋のようです)
 
 
 

荒玉水道町村組合

さらにレア蓋を発見。荒玉水道町村組合の止水栓の蓋。おそらく実用はされていないと思うが、こういうのを見つけると一気にテンション上がる。といっても一人ニヤニヤしているだけなのだが。
 
 
 

東京都水道局

双子仕切弁。「弁」の字ばかりに目が行って気がつかずにいたけど、「切」の字も何気に姿形書換字。「七」であるべきところが「土」になっている。「切」の字の部首は「刀」で、「七」は偏だけど部首じゃないんだそうだ。つくづく可愛そうな「七」だ。
 
 
 

すぎなみ知る区ロード

これは擬似蓋。「SSR」とはすぎなみ 知る区 ロードのことらしい。杉のキャラクターは「すぎまる」といって、知る区ロードの顧問、現人神の林丈二氏のデザインなのだそうだ。鉛筆と探検手帳とを持ち、ひらめきと汗とが表現されている。これが設置されている道を辿ると、知る区ロードをぐるっと散策できるのだそうだ。
 
 
 

阿佐ヶ谷神明宮

ようやく阿佐ヶ谷神明宮に到着。まだ駅を出てから100m程しか進んでいない。
 
 
 

阿佐ヶ谷神明宮

神明宮前にも疑似蓋が。でもさっきの「すぎまる」と何か違う。
 
 
 

すぎなみ知る区ロード

こちらは「すぎまる」のガールフレンド?とも言われている「あいちゃん」。やるな、すぎまる。
 
 
 

阿佐ヶ谷神明宮

巫女さんにいちいち反応するのはオッサンの証拠。
 
 
 

阿佐ヶ谷神明宮

ちょうど七五三の時期なので、可愛らしい羽織袴・晴れ着姿がたくさんいた。(写真はありませんが)
 
 
 

東京都

折り返して今度は阿佐ヶ谷駅北口の駅前通りを南下する。最初に掲載した都章の蓋とは違う、丸付き都章の東京市型。これも建設局設置かな? 暗渠でもあるのかと調べてみたら、阿佐ヶ谷川という川が暗渠化されているのだそうだ。
 
 
 

東京都下水道局

こちらが正しい東京都下水道局の蓋。紋章部分が多少斜めだが。
 
 
 

すぎなみ知る区ロード

駅前通りにはゴールデンすぎまる疑似蓋。
 
 
 

すぎなみ知る区ロード

雨水枡の蓋にもすぎまる。ステップ・コーナーに踏まれている。
 
 
 

東京都杉並区

同じ並びにあったコンクリート蓋。中央にあるのは区章ではなく、コミュニケーションマークというらしい。
 
 
 

東京都水道局

さあ出ました、萌え点(「弁」の字の右上の点)。これは意符書換字で、「天駈ける点」かな。
 
 
 

日本国有鉄道

阿佐ヶ谷駅近くに戻ると国鉄マークの境界標が現われた。
 
 
 

日本国有鉄道

境界標の近くには国鉄蓋もあった。「国鉄」の文字なし、というか削り取ったようにも見える蓋。地紋の形状は先に掲載した「国鉄」の文字ありの蓋と同じだ。
 
 
 

東京都水道局東京都水道局

あちこちにある仕切弁。都章の有無は何か意味があるのだろうか? 右の蓋に比べて左の蓋は下手っぴな字だ。
 
 
 

東京都杉並区

杉並区の区章が入った蓋。ようやく駅まで戻った。まだスタートしてから300mも進んでいない。少し急がないと日が暮れてしまいそうだ。
 
 
 

防火用水

中央線のガードをくぐって駅の南側へ。中杉通りにあった、かつて防火用水槽だったもの。年代は不明だが戦前のものと言われても驚かない。字体もいい。木が生えてるけど、これは誰かが植えたのではなく勝手に生えたように見える。
 
 
 

東日本旅客鉄道株式会社

駅からだいぶ離れたけどJRの蓋が現われた。地下はどう繋がっているんだろうか。
 
 
 

謎蓋

時々見かける電電公社の紋章を削り取ったような蓋。鉄蓋虐待。
 
 
 

杉並区役所

杉並区役所に着いた。駅からハイキングのコースでは区役所前は通らないけど、ここには夢の入口でさんが見つけた骨董蓋があるはずだ。これぞ情報共有の力。自分もそろそろ路上文化遺産DBを更新しないとならないとはいつも思っている。澁谷町とかネタもあるし。でもよい子は寝る時間(午前3時回った)だし、記事も長くなってきたのでので次回に続くのだ。
 
 
 
関連リンク
  ●阿佐ヶ谷散策 2/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 3/4(駅からマンホール:2011/10/30)
  ●阿佐ヶ谷散策 4/4(駅からマンホール:2011/10/30)
 



なまずの里 ~ 埼玉県吉川市


埼玉県吉川市

埼玉県吉川市
 
「ナマズ」と中川の「屋形船」がデザインされている。吉川市の東西にはそれぞれ江戸川と中川が流れており、蓋にも江戸川と中川のイメージ(左右の模様)がデザインされているようだ。蓋の上部には市のシンボルマークも入っている。
 
川に挟まれた地勢から、古くから川魚料理、とりわけ鯰料理が名物になっている。
 
 
 

埼玉県吉川市

色付きのものは展示用で、路上では彩色されていないやや小型の蓋を見つけることができた。ただ、数は少ない。
 
 
 

埼玉県吉川市

上水道の仕切弁の蓋にも「ナマズ」がデザインされている。
 
 
 

埼玉県吉川市埼玉県吉川市

中型・小型の蓋。ナマズの表情がいい。
 
 
 

埼玉県吉川市

別の構図の「ナマズ」仕切弁。
 
 
 

埼玉県吉川市

「風船」と「蝶」の舞う自然の風景。こちらは上水道の空気弁の蓋。
 
 
 

埼玉県吉川市

市章の入った防火水槽の蓋。よく見るようで実はあまり見たことのない地紋の蓋だ。
 
 
 

埼玉県吉川市埼玉県吉川市

「甲止栓」と書かれた蓋と、やたらと小さい「止水栓」と書かれた蓋。止水栓の種類と構造については㈱日邦バルブJIS規格用語のページが参考になるが、「甲止栓」とは、「甲形止水栓」のことで、水道の蛇口のようにくるくる回すタイプ(コマ式)の栓のことらしい。「乙形止水栓」というのもあって、こちらはガスの元栓のように90度ひねると開閉が切り替わるタイプ(ボール式・コック式)の栓のことらしい。
 
 
 

吉川駅

吉川駅。武蔵野線の駅。今のところ市内唯一の鉄道駅だが、2012年には新駅、吉川南駅が開業する予定だ。
 
 
 

鯰のモニュメント

駅前には金色に輝く親子の鯰像が設置されている。親鯰の体調は5m。金箔が施されているが、そのためにヒゲを盗まれたことがあるらしい。
 
 
 

足元の鯰

「なまずの里」だけあって、足元にも鯰。
 
 
 

店先の鯰

店先にも鯰。この鯰、「ラッピー」というらしい。
 
 
 

よしかわマルシェ

市民交流センターに到着。よしかわマルシェ(朝市)が開催されていた。天気もよく大勢の人で賑わっていた。
 
 
 

ナマズ

食材ナマズもいた。愛嬌のある顔だね。
 
 
 

永田公園

さらに歩くと立派な古墳が現われた。古墳に登るとは罰当たりな、などと思いつつ案内を確認すると、これは古墳ではなく公園のシンボル、「よしかわ富士」なのだそうだ。高さは16m。
 
 
 

よしかわ富士

よしかわ富士の頂上からの眺望。平野が広がり見晴らしはよいが、周りは住宅地ばかり。
 
 
 

埼玉県吉川市

その住宅地で見つけたステキな地紋の電気の蓋。こんな楽しげな地紋の蓋は初めて見た。
 
 
 

埼玉県吉川市

この蓋はこの地域の各家庭に設置されているが、他の蓋と一纏めになっており、一つのユニットになっているようだった。奥から順に電気、電話・CATV、汚水、雨水、止水栓の蓋が並んでいる。
 
 
 

吉川市役所前

吉川市役所まで足を伸ばしてみた。最初に掲載した色つきの蓋は市役所玄関前に展示されている。「農業集落排水事業用鉄蓋」と書かれているので、このデザインの蓋は市街地ではなく農地周辺を探した方が遭遇しやすいのかもしれない。
 
隣には市制施行時に詰められたタイムカプセルも置かれている。旧吉川町は1996年4月1日に単独で市制を施行している。
 
 
 

中川

中川に出た。川沿いに歩いて吉川駅へと戻る。川沿いの土手を歩くのは気持ちがよい。
 
 
 
関連リンク
  ●埼玉県吉川市(駅からマンホール:2014/01/30)
  ●悠紀’s缶さん
  ●どら焼き親父写真館さん
  ●夏川立也のパワー・コミュニケーションさん
 



造幣東京フェア2011 ~ 造幣局


造幣局

造幣局
 
「造」の一文字が入った蓋。硬派だ。
 
 
 

造幣局東京支局

造幣局東京支局。平日には構内にある博物館が一般公開されているが、この週末はたまたま造幣東京フェア2011が開催されており、休日だったが構内に入ることができた。しかも比較的自由に散策することができたので、蓋探索には丁度よかった。
 
 
 

造幣局

こちらは穴の開いた蓋。
 
 
 

造幣局

少し大きいサイズの蓋。
 
 
 

造幣局

さらに大型の蓋。
 
 
 

造幣局

こちらは小型の蓋。レンガ模様が凹状に刻まれた地紋。
 
 
 

造幣局

似ているが、レンガ模様が凸状に刻まれた地紋の蓋。
 
 
 

造幣局造幣局造幣局造幣局

どの蓋も「造」の一文字を中央に据えているが、微妙に字体が異なっている。
 
 
 

造幣局

こちらは眩暈を起こしそうな無印の蓋。他にも㈱長谷川鋳工所や福西鋳物㈱製の無印の蓋が幾つかあった。
 
 
 

造幣東京博物館

造幣東京博物館。造幣東京フェア2011にあわせて「10円青銅貨幣誕生60周年」をテーマとした特別展示が行われていた。
 
 
 

造幣東京博物館

「10円青銅貨幣誕生60周年」の特別展示の様子。現行の10円青銅貨幣は昭和26年より製造されており、今年はその60周年に当たる。
 
 
 

造幣東京博物館

製造されたものの発行される事の無かった幻の10円洋銀貨幣とその拡大パネルの展示。昭和25年と昭和26年の銘のものが存在する。朝鮮戦争の勃発で素材の一つであるニッケルの調達が制限されたため、発行されること無く鋳潰されてしまったのだそうだ。もし朝鮮戦争がなければ現在もこのデザインの10円玉が使われていたのかもしれない。その場合50円玉との区別が難しそうだ。
 
 
 

造幣東京博物館

常設展示には、これまでに発行された全ての記念貨幣の展示もあった。なかなかの壮観だ。
 
 
 

造幣東京博物館

さらに造幣局が製造してきたオリンピックのメダルや勲章も展示されていた。写真は東京オリンピックのメダル。
 
 
 

販売センター

構内には貨幣の販売センターも置かれている。記念貨幣やプルーフ貨幣が売られていた。
 
 
 

販売センター

販売センター入り口の巨大な二十圓貨幣。どうせならマンホールの蓋もこのデザインで造ってしまえばよかったのに。
 
 
 
関連リンク
  ●夢の入り口でさん
  ●マンホール探偵団さん
  ●むにゅ’s のぉとさん