10月14日は鉄道の日 ~ 東日本旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
「JR」のロゴが入った蓋。用途は不明だがなかなか派手なデザイン。この蓋は川口駅前で見つけた。さすがは鋳物の街だ。
こちらも「JR」のロゴが入った蓋。「T」の字で埋め尽くされたパターンは、電電公社やNTTの蓋などにもよく見られる。もしかすると、明治時代後期に鉄道を含む交通・通信・電気に関する事業を幅広く行っていた逓信省に由来するパターンなのかもしれないと思い調べてみたところ、マンホールのふた 日本篇(林丈二 サイエンティスト社 1984)には、『昭和24年に考案されたもので「Telephone」と「Telegram」の頭文字の「T」を組み合わせたもの』とあり、逓信省の「T」ということではないようだ。
同じく「JR」のロゴが入った蓋。注意して探すと意外に数多く設置されていることがわかる。
こちらは蓋ではないが、路上で見つけた「JR」のロゴ。左は用地境界標だが、右の「特電」が何を示すものなのかは不明。先日紹介した国鉄の蓋にも「特電」の文字の入った大きな蓋があった。電車で特電といえば特急電車だが、そんなことを道路上で主張するはずもないだろう。「特」は特殊か特別、「電」は電気か電話なのだろうとは思うが、正確なところは何もわからない。情報をお持ちの方はぜひご一報を。
埼玉県さいたま市にある鉄道博物館。JR東日本の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして丁度2年前の鉄道の日、2007年10月14日に開館した。
館内には、閉館した交通博物館から移送された車両や資料も展示されている。
開業当時の東京駅の再現。熱海行の隣が下関行ってのがなんか凄い。
両国橋駅を通過するミニ N’EX。
関連リンク
●日本国有鉄道(駅からマンホール:2009/10/13)
●Reports for the futureさん
●マンホール友の会さん
2009 年 10 月 15 日 6:38 AM
うわぁ! 一枚目、すごい。
ケーブル・ファイバ系専門なものであまり派手なデザインに出会いません。
これはすごいっ。
写真の雰囲気からすると、もしかして中央が盛り上がっていましたか?
地紋については小論を書こうと思ってまだ素材集めの状況ですが、林丈二氏の記述があるという情報も参考にさせていただきます。現在T地紋が多く用いられるのには、地紋のデザインを新たに起こさずに紋章座の交換だけで済ませると安く作れるからということもあるのだろうと思っています。ただ本当に最近になると紋章座の交換すら回避されるようで、メーカーデザインそのままのものも多くみるようになってきました。これをやられると事業者・用途が特定できないのでものすごく悲しいのですが…。
2009 年 10 月 15 日 2:24 PM
そういえば蓋の中央は軽く盛り上がっていましたね。
そもそもこれは蓋なのか?という疑問もありますが、蓋を開けるための鍵穴らしきもの
があること(左側はキャップ付き、右側はキャップが外れてしまっている)や、受枠らしきもの
も確認できることから、何かの蓋である可能性は高いと思われます。
設置場所は川口駅東口の駅ビルの軒先、たしか
http://www.mapion.co.jp/m/35.79903_139.72106_10/
この辺りです。
何か蓋があるぞと近づいてみたら「IGS」(伊藤鉄工)としか書かれていなかったり、トーロー印(ダイドレ)だけだったり、ひどいときにはただの水溜りだったりなど、悲しい経験が私にもたくさんあります。
2011 年 4 月 30 日 11:10 PM
お世話になってます。穴掘り隊です。
とても興味深いネタで楽しませていただいてます。
一番最初の蓋はとても派手ですし、初めて見ましたので驚きました。
何かの記念的な意味があったのかもしれませんね。
あと、「特電」の意味ですが、特定電気事業に由来しているのではないでしょうか?
JR以外にも電気を送っているらしいですし・・・
そう考えてみると、敷地外の道路などにある点でしっくりくる気がします。
2011 年 5 月 18 日 10:23 PM
「特定電気事業」ですか。それらしい響きですね。
JRも幾つか自営発電所を持っているようなので、その地中送電線を意味するのでしょうか。興味深いです。
2022 年 9 月 6 日 6:52 PM
今度は、東京都大田区昭和島二丁目にある昭和島二丁目公園の敷地内の首都高速高架下と駐車場入口のゲート側に首都高速道路公団のマンホールがあるので