下水道の日一般公開 ~ 中川水循環センター


中川水循環センター

中川水循環センター
 
また下水道の日関連の更新。今回は9月9日に見学した中川水循環センターのレポート。
 
その前に何故9月10日が下水道の日なのかという話にけりをつけておく。前回の記事で、下水道の日は昔からある台風襲来の特異日の一つである二百二十日を念頭に決められたのではないかと書いた。実際下水道の日の由来について検索してみると、幾つかの自治体のホームページで二百二十日との関連について触れられている。しかし下水道の日(制定時は全国下水道促進デー)が制定された1961年を含め大分先(21世紀中頃)まで、基本的に二百二十日は9月10日ではなく9月11日になるのだ。二百二十日を念頭に置いたのならば、何故9月11日ではなくて9月10日なのか、最後の疑問が残った。
 
ここで原点に立ち戻る。台風襲来の特異日は、八朔・二百十日・二百二十日の3つだ。そのうちの一つ八朔(旧暦の8月1日)については、新暦に直すと年によるバラつきが多いので除外して考えていたのだが、制定時の1961年に八朔が何日になるのかを調べてみたところ、何と9月10日だった。しかもこの日は日曜日、イベントを開催するには適切な日だ。というわけで、下水道の日が9月10日とされた由来は「1961年の八朔を記念日とした」と結論付けておく。
 
 
そもそも、天候の悪くなる可能性の高い日にイベント(記念日)を設定するのはどうかとも思うが、この日は前日の雨も上がりいい天気だった。
 
 
 

中川流域下水道

中川流域下水道
 
前日の見学は休日だというのに一人だったが、今回は他に参加者もおられた。この蓋は管理棟の待ち合わせ場所に展示されていた。「中川の投網漁の風景」がデザインされている。中川水循環センターは、その名の通り中川流域下水道の処理場だ。
 
 
 

中川水循環センター

管理棟からの眺め。沈砂池→ポンプ→最初沈殿池→反応槽→最終沈殿池→消毒槽→放流という流れはすっかり覚えた。
 
 
 

中川水循環センター

最終沈殿池。ここまで来ると透明度の高い綺麗な水になっている。中川水循環センターでは高度処理を導入しているため、汚水がここまで来るのに他の処理場よりも短い時間で済むとのことだ。さらに処理槽が2階建ての構造になっていることや、放流水を用いて実験的に水力発電を行なっていることなど、興味深い話を幾つか伺えた。
 
 
 

中川水循環センター

といっても筆者の興味はやはりこちら。
 
 
 

中川水循環センター

流域自治体の蓋の展示コーナーだ。ここには17の自治体と流域下水道関連施設、併せて19枚の蓋が展示されている。展示されている蓋の自治体は以下の通り。なお、長くなるので今回は流域下水道関連の蓋のみを取り上げる。
 
      ・中川下水処理場(中央幹線)
      ・川口市(川口幹線→中央幹線)
      ・三郷市(中川幹線/三郷幹線→中央幹線)
      ・吉川市(中川幹線)
      ・松伏町(中川幹線)
      ・庄和町(中川幹線)
      ・八潮市(中央幹線)
      ・浦和市(浦和幹線→中央幹線)
      ・草加市(中央幹線)
      ・越谷市(中央幹線)
      ・春日部ポンプ場(杉戸幹線/中央幹線)
      ・春日部市(杉戸幹線)
      ・宮代町(宮代幹線→杉戸幹線)
      ・杉戸町(杉戸幹線)
      ・幸手市(杉戸幹線)
      ・岩槻市(白岡幹線/岩槻幹線→杉戸幹線)
      ・伊奈町(伊奈幹線→白岡幹線)
      ・蓮田市(白岡幹線)
      ・白岡町(白岡幹線)
 
 
 

中川流域下水道

「中川下水処理場」と書かれた蓋。埼玉県は現在、下水処理場(終末処理場)のことを「水循環センター」と呼んでいるが、この蓋はそれ以前に造られたものかもしれない。
 
 
 

中川流域下水道

同じ図柄だが「春日部ポンプ場」と書かれた蓋。ただ、実際にこの蓋が春日部ポンプ場(春日部中継ポンプ場)に設置されていることはないと思われる。
 
 
 

これら展示されている蓋は、下水道幹線を模したライン上に設置されている。ライン上には幹線名も記載されており、なかなか凝っている。
 
 
 

中川水循環センター

各自治体から幹線やポンプ場を経由し、中川水循環センターを経て、最後は鯉の泳ぐビオトープへと繋がっている。
 
 
 

中川水循環センター

同じ図柄の蓋は展示場所近くのトイレ脇にも2枚設置されていた。こちらは実使用されているようだ。
 
 
 

中川流域下水道

でも名無し。
 
 
 

中川流域下水道

こちらは岩槻市内で撮影した彩色されていない蓋。
 
 
 

中川流域下水道

三郷市内、中川水循環センター近くで撮影した親子蓋。
 
 
 

中川流域下水道

こちらは吉川市内で撮影した蓋。「流・域・下・水」の文字が入っている。もちろん中川流域下水道の蓋だが、荒川左岸南部流域下水道など埼玉県内の他の流域下水道でも同じデザインの蓋が使われている。
 
 
 

中川流域下水道

中川水循環センター内に設置されていた蓋。中央に入っているのは埼玉県章。
 
 
 

中川流域下水道

彩色された蓋は中川水循環センター内でしか見られないのかというとそうではなく、埼玉県立大学近くに1枚設置例がある。「チュⅡ」って何だ?
 
 
 

場所はここ。マンホールマップでも確認できる。しかし何故こんな所に?
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●元荒川水循環センター(駅からマンホール:2013/09/08)
  ●荒川水循環センター(駅からマンホール:2012/10/13)
  ●荒川右岸流域下水道(駅からマンホール:2011/01/26)
  ●古利根川流域下水道(駅からマンホール:2008/11/15)
  ●荒川左岸北部流域下水道(駅からマンホール:2008/07/06)