ハチ公と上野博士 ~ 東京都渋谷区


東京都渋谷区

東京都渋谷区
 
「忠犬ハチ公」がデザインされている。
 
 
 

忠犬ハチ公像 東京都渋谷区

この蓋は渋谷駅前の待ち合わせスポット、忠犬ハチ公の像の近くに設置されている。
 
 
 

忠犬ハチ公像

晩年のハチ公は野犬に噛み付かれた後遺症で左耳が垂れていたそうだが、銅像はその姿を残している。細かい話だが、蓋にデザインされているハチ公は両耳が垂れているようにも見える。どうせなら細部にもこだわってほしかった。
 
 
 

上野英三郎博士胸像

こちらはハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の胸像。ハチ公を飼っていた当時、上野博士は東京帝国大学農学部の教授を務めていた。農学部のキャンパスは渋谷にほど近い駒場にあったが、当時駒場に鉄道駅は無かったはずなので、出張先や帝国大学のキャンパス(本郷)などから電車で帰宅する上野博士をハチ公は渋谷駅で待っていたということになる。
 
なおこの胸像、昭和59年に渋谷駅前まで移動され、ハチ公の像と対面している。当時農学部に在籍していた学生有志の発案で、元はどちらかと言えば悪ノリだったようだが、対面を果たした際には感動的な話として報じられたようだ。
 
 
 

東京大学大学院農学生命科学研究科 農学資料館

上野博士の胸像が置かれている東京大学農学資料館。農正門(農学部正門)の脇にあり、自由に見学することができる。
 
 
 

農学資料館

内部には農学生命科学研究科所蔵の資料が幾つか展示されている。フィラリアに寄生されていたハチ公の臓器が展示されていたりと、感動的な話を求めてここに来ると虚を衝かれることになるのでご注意を。
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

同じく、農正門の近くに先日設置された上野英三郎博士とハチ公の像。
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

除幕式の挨拶によると、「上野博士の生前のある日、博士が長期出張から渋谷駅に戻った時、改札口でひとり待つハチに驚き、互いにじゃれ合って喜んでいる様子」を像にしたということらしいが、天国で再開した様子と捉えた方が心に響く気がする。
 
 
 

ぐりぐり写真:上野英三郎博士とハチ公
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折角なのでぐりぐり写真にしてみた。上野博士の優しい表情と、ハチ公の心から喜んでいる様子がよく出ている。(ぐりぐり写真: 写真にマウスカーソルを乗せると動かせる)
 
 
 

上野英三郎博士とハチ公像

ちなみに上野博士は三重県一志郡本村(現在は津市の一部)の出身で、久居駅前にも上野英三郎博士とハチ公の像が建てられている。(† ウィキメディアより取得。作者:もんじゃ、利用許可:CC BY-SA 3.0)
 
 
 
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