EXPO’70ナイト ~ 万博・博覧会


日本万国博覧会

日本万国博覧会(現 万博記念公園)
 
1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博、EXPO’70)のシンボルマークが入った蓋。
 
 
 

万博・博覧会

日本万国博覧会日本万国博覧会

万博記念公園内には、シンボルマークが入った蓋がまだ何種類も残っている。詳しくは過去の記事も参照されたし。
 
 
 

大阪府吹田市

大阪府吹田市
 
さらに万博の開催された吹田市の蓋には、「太陽の塔」がデザインされている。
 
 
 

くしゃまんべ EXPO70ナイト

唐突に大阪万博に纏わる蓋を並べてみたが、その訳は、Twitterでよくお世話になっている古書カフェ・くしゃまんべさんで開催されたEXPO’70ナイトに参加してきたからだ。
 
 
 

くしゃまんべ EXPO’70ナイト

くしゃまんべさん、いつかはお邪魔したいと思っていたが、今回ようやく訪問することができた。店内は非常に居心地のよい素敵空間だった。
 
 
 

くしゃまんべ EXPO’70ナイト

さらに大阪万博が大好きなとても濃い(※ほめ言葉)面々が集まり、貴重なコレクションや面白い話が次から次へと出てきた。写真はスイス館の光の木に使われた本物の電球。入手後、実際に点灯させてみたのは今回が初めてだという。さらに左下に見えるスタンプ(ソ連館とアメリカ館)も本物。実際に押させていただいた。40年ものの大阪万博記念ボトルウイスキーも頂いたが、さすがにまろやかだった。
 
 
 

モリゾー?何ソレ?

天井もこの通り。
 
このように、EXPO’70ナイトでは大阪万博一色で、大阪万博以降の万博・博覧会は無かったことにされていたが、せっかくだから今回は大阪万博を含めた万博・博覧会に纏わる蓋を取り上げてひとつの記事に纏めることを考えてみた。(ようやく本題突入です)
 
 
 

三重県四日市市

三重県四日市市
 
こちらは三重県四日市市の蓋。一見万博とは関係が無さそうだが、実はこの蓋も万博関連の蓋だ。
 
 
 

三重県四日市市

万博に関連があるのはこの部分。アーム状の建築物がデザインされているが、これは大阪万博終了直後、オーストラリアと縁のあった四日市市に移設された万博のパビリオン、オーストラリア館(現 オーストラリア記念館)だ。
 
 
 

オーストラリア記念館

オーストラリア館は東海道線の車窓からも確認できる。大阪万博当時のもので現存する建築物は、万博記念公園内の「太陽の塔」と「鉄鋼館」以外にはこの「オーストラリア館」のみということらしい。(コメントで店長からご指摘いただき、他にも建築物はまだ幾つか残っているそうです) 40年の時間と100kmの距離、まさに時空を超えた存在だ。
 
 


 

国際科学技術博覧会(1985年、茨城県筑波郡谷田部町)

 

茨城県つくば市

茨城県つくば市
 
続いて、1985年に開催された科学万博(国際科学技術博覧会)に纏わる蓋として、茨城県つくば市の蓋。科学万博が開催された当時はまだつくば市は存在せず(当時は茨城県筑波郡谷田部町)、この蓋は万博と直接の関係は無いが、万博を経て発展した町の雰囲気をよく表している。
 
 
 

万博記念公園駅

科学万博に纏わるものは万博記念公園駅周辺で確認できる。駅前広場には、科学万博に際して制作された岡本太郎の「未来を視る」と題したモニュメントが移設されている。
 
 
 

コスモ星丸 科学万博シンボルマーク

他にもマスコットキャラクターの「コスモ星丸」と、科学万博のシンボルマークを確認することができる。
 
 


 

世界デザイン博覧会(1989年、愛知県名古屋市)

 

愛知県名古屋市

愛知県名古屋市
 
続いて1989年に名古屋市で開催された世界デザイン博覧会に纏わる蓋。
 
 
 

愛知県名古屋市

もう一種類。これらの蓋はデザイン博にあわせて制作・設置された蓋で、現在でも市内各所で確認することができる。
 
 
 

名古屋市下水道科学館

名古屋市下水道科学館にある全国のデザイン蓋の展示。デザイン博で実際に展示されていた蓋を展示している。プレートの記述は以下の通り。
 

マンホール蓋のデザイン
 下水道にもっと親しみを感じていただけるよう、全国各地でさまざまなデザインのマンホール蓋が使われています。
 ここには、デザインの優れているものや、地域の特性をよく表しているものを選び紹介しています。このマンホール蓋は、平成元年に開かれた世界デザイン博覧会のメイン会場となった白鳥会場オアシス広場にも展示され、話題になりました。

 
 


 

国際花と緑の博覧会(1990年、大阪府大阪市・守口市)

 

国際花と緑の博覧会

国際花と緑の博覧会(現 花博記念公園鶴見緑地)
 
さらに1990年に大阪市守口市で開催された花博(国際花と緑の博覧会)の蓋。花博のシンボルマークと、マスコットキャラクター「花ずきんちゃん」がデザインされている。
 
 
 

国際花と緑の博覧会

国際花と緑の博覧会

種類は豊富で、少なくとも9種類の蓋が現存している。詳細はこちらを。
 
 
 

大阪府大阪市

大阪府大阪市
 
大阪市内ではもう一種類の花博に纏わる蓋を確認することができる。こちらの蓋は花博の会場ではなく、市内各所に幾つか設置されている。大阪市制100周年と花博開催とを記念して制作された蓋ということだ。
 
 


 

浜名湖花博(2004年、静岡県浜松市)

 

浜名湖花博

浜名湖花博(現 浜名湖ガーデンパーク)
 
最後に、2004年に静岡県浜松市で開催された浜名湖花博の蓋。中央に浜名湖花博のシンボルマークが入っている。
 
 
 

浜名湖花博

浜名湖花博

電気の蓋と通信の蓋。基本的に同じデザインを用いている。
 
 
 

浜名湖ガーデンパーク

浜名湖花博の跡地は浜名湖ガーデンパークとして現在も憩いの場となっている。
 
 
 

浜名湖

浜名湖越しに見た浜名湖花博のシンボル的存在「きらめきタワー」。博覧会で造られた建物は幾つか残っているが、この「きらめきタワー」の存在感はとても大きい。
 
 
 
関連リンク
  ●日本万国博覧会(駅からマンホール:2009/11/27)
  ●大阪府吹田市(駅からマンホール:2009/11/26)
  ●三重県四日市市(駅からマンホール:2010/06/10)
  ●茨城県つくば市(駅からマンホール:2011/01/03)
  ●愛知県名古屋市(駅からマンホール:2007/06/03)
  ●愛知県名古屋市(駅からマンホール:2008/06/01)
  ●名古屋市下水道科学館(駅からマンホール:2008/06/05)
  ●国際花と緑の博覧会(駅からマンホール:2010/03/12)
  ●大阪府大阪市(駅からマンホール:2010/05/25)
 

この記事へのコメント 1件

  1. 古書カフェ・くしゃまんべ店長 竹内 より:

    おおっ!
    レポありがとうございます。
    自分のブログには一切レポも無く、、反省しきりなわけですが、
    こうして当日の写真をみると、うっとり。

    博覧会マンホの写真、重ねてありがとうございます。
    いいですねぇ。しみじみ。

    あっ、ちなみに大阪万博のパビリオンは以下のものも現存するそうです。
    ラオス館、ウルグアイ館、カンボジア館、電気通信館など。

    専門に研究されている小田原建築探偵さんのHP
    http://www5.plala.or.jp/GTM/index.html

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