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房総のむら ~ 千葉県成田市


千葉県成田市千葉県成田市

千葉県成田市(新・旧)
 
市の花「アジサイ」と市の木「ウメ」がデザインされている。
成田市は2006年3月27日に下総町、大栄町を編入し、その際に市章が新しく制定されているが、この蓋に入っている市章は旧市章だ。

 
 
 

千葉県成田市

こちらは新しい市章が入った蓋。「アジサイ」と「ウメ」のデザインは旧市章の入った蓋から変わっていない。
 
 
 

旧学習院初等科正堂

前回からの続き。県立の体験型博物館「房総のむら」内を進み、成田市の区域に。
 
写真は国の重要文化財にも指定されている旧学習院初等科の正堂。なんでこんな田舎に学習院の初等科があったんだろうと勘違いしている人がやけに多かったが、この正堂は今も学習院の初等科のある四谷から昭和12年に当時の千葉県遠山村(現 成田市)に下賜・移築され、さらに昭和50年に「房総のむら」へ移築されたものだ。
 
 
 

竜角寺古墳群第101号古墳

竜角寺古墳群第101号古墳。竜角寺古墳群の100基を超える古墳のうち、発掘調査の行われた数少ない古墳のうちのひとつで、古墳群の中でも最も古い時期(6世紀前半)に築造されたものだと考えられている。現在の姿は発掘後復元されたものだそうだ。
 
 
 

下総松崎駅

成田線下総松崎駅。「しもうさまんざき」と読む。下総はともかく、普通「松崎」を「まんざき」とは読めないな。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県成田市(駅からマンホール:2007/12/27)
 



龍の頭が落ちた町 ~ 千葉県栄町


千葉県印旛郡栄町千葉県印旛郡栄町

千葉県印旛郡栄町
 
町の木「サザンカ」の花と、町のキャラクター「ドラム」がデザインされている。
 
 
 

千葉県印旛郡栄町

上の「ドラム」の蓋は、市街地の最近整地されたような場所や龍角寺付近などに設置されているが、それほど数は多くなく、こちらの地味な蓋の方が圧倒的に多かった。といっても、この「公共下水道」の文字の入り方や、丸に「汚」の字を町名が挟む構成など、他所ではあまり見かけたことがない。
 
 
 

安食駅

町内唯一の駅、成田線安食駅。安食は「あじき」と読む。
 
 
 

龍角寺

龍女が現れて一晩で造ったとされる龍角寺。江戸時代の火災によりほとんどの建物や仏像は焼失してしまったが、創建は8世紀前半と伝えられ、関東地方の寺としては非常に古い。発掘調査により7世紀のものと思われる伽藍の跡も見つかっているのだそうだ。
 
 
 

北総の龍伝説

千葉県北部には、龍角寺の他に龍腹寺と龍尾寺という名前の寺があるが、これは印旛沼に棲む龍が自分を犠牲にして日照が続くこの地に雨を降らせ、三つに分かれた体のうち頭が現在のここ栄町に、腹が本埜村に、尾が少し離れて匝瑳市に落ちたという龍伝説が由来になっている。龍女が造った龍角寺はそれまで龍閣寺と称していたが、龍の頭を祀ったことから龍角寺と改称したのだそうだ。
 
栄町のキャラクターが龍なのは、寺を造った龍女と雨を降らせてバラバラになっちゃったこの龍が由来のようだ。
 
 
 

ドラム

栄町が所有するバスにも「ドラム」が描かれていた。
 
 
 

龍角寺古墳群

龍角寺古墳群。114基の古墳が確認されており、今年の2月には国の史跡にも指定されている。
 
 
 

房総のむら

龍角寺古墳群の一部を含めた栄町と成田市に跨るこの場所は、県立の体験型博物館「房総のむら」として整備されている。房総のむらには江戸時代の街並みや武家屋敷、当時の農家なども展示されている。
 
 
 

ドラムの里

房総のむらに隣接する町営の「ドラムの里」へ。ここにも「ドラム」が。「ドラムの里」とだけ聞いても何のことやらだが。
 
 
 

ドラムの里

ドラムの里では、野外コンサートやフリーマーケットが行われていた。
 
 
 
関連リンク
  ●狐が路上を駆け巡るさん
  ●悠紀’s缶さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●マンホールの蓋 路上散歩さん
 



10月31日はガス記念日 ~ 東京瓦斯株式会社


東京瓦斯株式会社

東京瓦斯株式会社
 
東京ガスのロゴマークが入った蓋。「D.H.C」と書かれているが、これは「地域冷暖房」(District Heating and Cooling)の略であると思われる。少し変わった形の蓋だ。
 
なお、本日10月31日は「ガス記念日」なのだそうだ。明治5年9月29日(新暦で10月31日)に横浜の馬車道でガス灯が点灯されたことが由来なのだとか。
 
 
 

東京瓦斯株式会社東京瓦斯株式会社

東京ガスのロゴマークが入った蓋は東京近郊の街中でよく見かけられる。小型の蓋には写真の「F」の他に、「P」や「K」や「M」に「N」、「S」(沈下棒ボックス)、「W」とか「TB」(ターミナルボックス)なんて書かれたものもある。
 
 
 

東京瓦斯株式会社

「K」と書かれた、というか彫られた感じの蓋。他の蓋とは趣が異なる。
 
 
 

東京瓦斯株式会社

「G」の文字と矢印の入った蓋。こちらもガスの蓋で、東京ガスパイプラインのホームページによると、「輸送幹線パイプラインの曲がり部の埋設位置を明確にするための目印ボックス」ということらしい。
 
 
 

東京瓦斯株式会社

こちらは東京ガスの古いロゴマークが入った蓋。星に「G」。
 
 
 

ガス管工事中

ガス管の工事作業風景。
 
 
 
関連リンク
  ●Oka Laboratoryさん
  ●マンホール友の会さん
 



千葉県茂原市


千葉県茂原市

千葉県茂原市
 
町の木「ツツジ」がデザインされている。ちなみに茂原市はヨウ素の生産量で日本一。世界一と習った覚えもあるが、現在は国単位ではチリが約50%で第一位、次いで日本が約30%で第二位。その世界生産量30%のうちのほとんどが茂原市とその周辺に広がる茂原型ガス鉱床で産出されているのだという。
 
 
 

千葉県茂原市

こちらは同じデザインだが、何かの手違いか意図的なのか、図柄が左右反対の蓋。
 
 
 

千葉県茂原市

こちらは駅周辺で見つけた蓋らしきもの。茂原は七夕祭りでも有名で、盛大な祭りなのだそうだが、この蓋の下にはその際に利用する電気プラグか七夕飾りを設置するための設備があるものと思われる。
 
 
 

茂原駅

茂原駅。外房線の駅。蓋の写真を含め撮影は2008年2月。
 
 
 
関連リンク
  ●千葉県下水道公社
  ●悠紀’s缶さん
  ●月刊下水道さん
  ●進め!マンホールの蓋調査隊さん
  ●マンホールの面々さん
  ●マンホール友の会さん
 



松竹大船撮影所 ~ 松竹株式会社


松竹株式会社

松竹株式会社
 
「松」の外枠に「竹」の葉と「映」の字が入ったマークの蓋。この蓋は大船にある鎌倉女子大の近くで撮影した。この場所には1936年から2000年まで松竹大船撮影所が存在した。
 
 
 

松竹通り

大船駅から女子大へ続く道は現在でも「松竹通り」と呼ばれている。またこの区域は以前当ブログで紹介した大船田園都市計画の区域とも重なり、「田園」の名のつく病院やビルが散見する区域でもある。
 
 
 

松竹前バス停

江ノ電バスのバス停も「松竹前」のままだ。
それはそうと「鎌倉湖」なんて聞いたことないな。
 
 
 

松竹前交差点

交差点の名前もそのまま。
 
 
 

松竹前交差点

松竹通りの松竹交差点。交差点の向こうに見える渡り廊下は現在イトーヨーカドーとブックオフとを繋いでいるが、この土地ももともとは大船撮影所の一部で、渡り廊下には松竹の看板が懸かっていたらしい。
 
 
 

鎌倉女子大

突き当たりにある鎌倉女子大の正門。敷地内の建物は全て新しくなっているようで、大船撮影所の面影はほとんど無い。
 
 
 

松竹第二号橋

しかし、女子大横に整備されている砂押川プロムナードには松竹の面影がいくらか残っている。
 
 
 

しょうちくだいにごうはし

写真は「松竹」の名を残す「松竹第二号橋」。
 
 
 

砂押川プロムナード

松竹の蓋もこの砂押川プロムナードに設置されている。
 
 
 

渥美清と美空ひばり

ここに撮影所があったことを物語る看板。渥美清(というよりは寅さん)と美空ひばり。
 
 
 

葛飾柴又寅さん記念館

こちらは葛飾柴又寅さん記念館に展示されている「くるまや」(とらや)のセット。もともとは大船撮影所で組まれたセットで、撮影所敷地内にたった3年間のみ存在したという松竹の映画テーマパーク、鎌倉シネマワールドに展示されていたものだが、鎌倉シネマワールドが経営難のため閉鎖された後、寅さん記念館に移設されている。
 
 
 
 
 

当たり!

関連リンク
  ●大船田園都市株式會社(駅からマンホール:2009/06/06)
  ●鎌倉よいとこさん
  ●神奈川県高等学校教科研究会さん