東京都稲城市
東京都稲城市
市の木「イチョウ」の葉がデザインされている。前回掲載した蓋には紅い葉がデザインされていたが、こちらは自然な色使いの葉っぱだ。
色違いの蓋。
彩色されていない蓋は凹凸が逆になっている。
小型の蓋2種。
こちらは金色の矢印が入った蓋。路上には様々な方向を向いた矢印の入った蓋が見られた。勾配(下水道の方向)を表しているのかもしれない。下部に「おすいNT」と書かれているが、「NT」はニュータウン(多摩ニュータウン)を指すのだと思われる。
こちらはYouTubeのメンテナンス画面で世界デビューした消防士がデザインされた消火栓の蓋。市の名産品で市の花にも指定されている「ナシ」の実が周囲を取り巻いている。大きな「i」の文字に「Yes! いなぎ」と書かれているが、これは市のシンボルマークだ。
プレート部分は前回の記事で取り上げた日豊金属工業株式会社の特徴を持っている。部品を外注していたという可能性もあるので断言はできないが、この消防士のデザインの蓋も日豊金属工業の製品なのかもしれない。「Yes! いなぎ」のシンボルマークの制定は平成8年(1996年)とのことなので、2002年に倒産した日豊金属工業の製品だとしても矛盾は無い。
同じ消防士がデザインされた蓋は、港区と府中市で確認している。
この日は南武線の南多摩駅から、多摩丘陵に広がる多摩ニュータウンを歩いた。
城山公園。「九の丸」の碑が見えるが、ここに有名な城があったというわけではないようだった。「稲城」の地名も明治以降に考案されたもので、そのような名前の城があったというわけではない。ただ、この地域には古く(縄文時代)から人が住んでいたようで、幾つもの山城跡があり、この城山公園もそのひとつなのだと思われる。
稲城中央公園のグラウンド。「INAGI」の植え込み文字が映える。
多摩ニュータウンの風景。多摩ニュータウンは稲城市・多摩市・八王子市・町田市にまたがる大規模なニュータウンで、稲城市域の開発は様々な要因から遅れたのだそうだ。しかし、先行して開発された多摩市域の経験と反省を生かし、緑を残して広大な公園を造ったり、自家用車の利用に配慮した街造りを行ったりしている。
そういった経緯から多摩ニュータウンの稲城市域には緑が多く残っており、公園内にはへびやマムシも出るようだ。
関連リンク
●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
●東京都稲城市(駅からマンホール:2010/11/10)
2011 年 5 月 14 日 7:21 PM
色違いの蓋(2枚目)を追加しました。