天保水滸伝・笹川繁蔵の巻 ~ 千葉県東庄町
千葉県香取郡
消防車がデザインされた消火栓の蓋。中央に町章が入る。
こちらは防火水槽の蓋。「小見川町外2町消防組合」と書かれているが、「外2町」というのが面白い。町同士なのに格差が感じられる。
Wikipediaによると「外2町」とは山田町と東庄町のことで、現在では小見川町と山田町は香取市になっている。その流れで、「小見川町外2町消防組合」は「香取広域市町村圏事務組合」に業務を引き継いで解散されている。
笹川駅近くの諏訪神社境内にある天保水滸伝遺品館。ここ東庄町は講談・浪曲の天保水滸伝で有名な侠客・笹川繁蔵の縄張りで、飯岡助五郎との「大利根河原の血闘」の舞台でもあり、町中に天保水滸伝にまつわる物や場所が点在している。
遺品館はそれ程広くは無いが、笹川繁蔵愛用の道中合羽やキセルなど貴重な品々が展示されている。
こちらは田中角栄首相が首相在任中にしたためたという天保水滸伝の冒頭部分の書。町の宝物なのだそうだ。
少し北、延命寺境内にある笹川繁蔵の碑。左右にはその子分・勢力富五郎の供養碑と、客分・平手造酒の墓が並んでいる。笹川繁蔵乃勝負石として、サイコロの碑も手前に置かれている。
少し離れた墓地にある平手造酒の塚。延命寺境内には墓があったが、どう違うんだろう。
追記
コメントでご指摘を頂き、こちらは「平手造酒最期の地」とのことです。
関連リンク
●千葉県飯岡町(飯岡助五郎)(駅からマンホール:2009/03/07)
●ぶらぶら房総族さん
2009 年 3 月 8 日 1:05 AM
おまけ。
下総橘駅。
今日はここからスタートしました。
笹川駅。
天保水滸伝絡みでこの地に来るのであれば、下総橘駅ではなくてこの駅で降りるのが良いでしょう。
2009 年 3 月 8 日 1:05 AM
おまけ2。
東庄町にはこのように四方と天井を竹の柵で囲まれた謎の畑がたくさんありました。
この謎の囲いの中では、正月の縁起物、千両が栽培されていました。
2009 年 5 月 2 日 12:41 PM
平手造酒の塚は、此処が最期の場所を示しています。延命時は墓です。
2009 年 5 月 2 日 10:08 PM
なるほど、不勉強でした。
この辺りには天保水滸伝に出てくる物や場所が数多く残っており、面白い所でした。
コメントありがとうございました。