相模川流域下水道左岸処理場(柳島管理センター)
下水道の日(9月10日)を記念した施設の公開は、酒匂川流域下水道と相模川流域下水道のそれぞれ1施設で行われており、相模川流域下水道では茅ヶ崎市に位置し海に面する左岸処理場で行われた。
相模川流域下水道は相模川流域の9市3町(平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、相模原市、厚木市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、寒川町、大磯町、愛川町)の区域を対象とした流域下水道で、今回訪問した左岸処理場と、少し上流の平塚市に位置する右岸処理場のふたつの終末処理場を有している。
広大な処理場の屋上には公園が整備されており、こちらでも下水道ふれあいまつりが開催されていた。
管内検査ロボットの操縦が実演されていた。長いケーブルで500m離れた位置から下水管内の検査を行うことができ、その場で回転することもできる最新型なのだそうだ。
処理施設の見学はツアー形式で行われ、案内の方から詳しい説明を聞くことができた。
こちらは下水処理で発生する汚泥の焼却施設。最近では汚泥を火力発電の燃料として再利用するなど、環境への配慮も進んでいる。
相模川流域下水道の蓋。この処理場に展示用の蓋はないのだそうだ。
処理場内には茅ヶ崎市の市章が入った蓋もあった。
ちなみに、神奈川県下の自治体27種類の蓋が相模川流域下水道右岸処理場(四之宮管理センター)に展示されていたのだそうだが、施設内の工事に伴い撤去され、現在展示はされずに保管されているだけの状態なのだそうだ。それらの蓋が今後どうなるのかは未定とのことだが、できればどこか一箇所にまとめて展示をしていただきたいと思う。
下水道ふれあいまつりで頂いた冊子には、相模川・酒匂川流域の蓋の写真と、その解説が掲載されていた。これはありがたい。
関連リンク
●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
●酒匂川流域下水道右岸処理場(駅からマンホール:2010/09/11)
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酒匂川流域下水道右岸処理場(扇町管理センター)
神奈川県では、毎年9月10日の下水道の日を含む週の週末に、流域下水道の処理施設を一般公開している。基本的に休日にしか動けない筆者にとっては年に一度の機会なので、早速訪問してみた。
酒匂川流域下水道は酒匂川の流域3市7町(小田原市、秦野市、南足柄市、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町)の区域を対象とした流域下水道で、今回訪問した右岸処理場と、酒匂川河口に近い左岸処理場のふたつの終末処理場を有している。
処理場の屋上は広い公園になっており、下水道の日を記念した下水道ふれあいまつりが開催されていた。
処理場の内部も自由に見学でき、施設の方からも詳しい説明を聞くことができた。
しかし、例によって下水処理場で探すものはこれしかない。流域自治体の蓋の展示だ。
事前調査では蓋の展示についての情報が無かっただけに、ちょっと嬉しかった。
神奈川県足柄上郡中井町
特に嬉しかったのはこの蓋。まだ足を運んでいなかった中井町の蓋だ。町の花「キキョウ」、町の木「キンモクセイ」、町の鳥「シラサギ」がデザインされている。
神奈川県小田原市
続いて小田原市の蓋。酒匂川の渡し。
神奈川県南足柄市
南足柄市の蓋。「金太郎」に町の花「リンドウ」と町の木「サザンカ」の花。
神奈川県足柄上郡開成町
開成町。町の花「アジサイ」と町の木「シイガシ」。
神奈川県足柄上郡山北町
山北町。「丹沢湖」と「永歳橋」。
神奈川県秦野市
秦野市。市の花「ナデシコ」。
神奈川県足柄上郡松田町
松田町。大名行列。
神奈川県足柄上郡大井町
大井町。町の木「キンモクセイ」と町の鳥「メジロ」。
神奈川県中郡二宮町
二宮町。町の木「ツバキ」。
酒匂川流域下水道
そしてJIS模様の流域下水道の蓋。以上、平成19年に最も新しく流域下水道の対象となった箱根町を除く、3市6町の蓋と流域下水道の蓋、合わせて10枚の蓋が展示されていた。
最後にこちらも酒匂川流域下水道の蓋。処理場の敷地内に設置されている実使用中の蓋で、比較的状態がよい。
関連リンク
●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
●酒匂川流域下水道(駅からマンホール:2010/06/19)
●相模川流域下水道左岸処理場(駅からマンホール:2010/09/11)
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下水道デー記念写真展「東京ワンダーグラウンド」
下水道の日(9月10日)の記念イベントとして「東京ワンダーグラウンド ~地下都市へご招待~」という写真展が上野駅中央改札口外のグランドコンコースで開催されている。昨年池袋で開催された写真展と同じく、今年も下水道・水道管・鍾乳洞などの穴を撮り続けている写真家、白汚零氏の撮影による美しい写真が何点か展示されている。写真展は9月12日(日)までの10:00~19:00に開催されており、入場は無料。
開催場所は上野駅の中央改札を出ると目の前で、大きな垂幕が一際目を引く。ただ、写真展の規模は昨年の4分の1以下で非常に小規模なものになっており、白汚零氏の紹介や下水道の歴史に関する展示は全く無く、その点が残念だった。
会場でアンケートに答えると、展示されている写真を収録した小冊子をもらうことができる。表紙の写真はマンホールから見上げた東京都第二本庁舎。プロは凄いね。
関連リンク
●地下探訪(駅からマンホール:2009/09/10)
●マンホールと向こう側(駅からマンホール:2011/09/14)
●白汚零 写真展「虚」(駅からマンホール:2013/10/24)
●月刊 もぐらカメラ(白汚零)さん
●下水道デーイベント&下水道施設見学ツアー開催のお知らせ(東京都)
●白汚零ウェブポートフォリオ
●白汚零の世界(月刊下水道)
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