画像加工(遠近法変換)


影が入った写真

画像加工(遠近法変換)
 
筆者の周辺でブログに掲載する画像への加工についての話題が上ったので、いい機会だから当ブログで行っている画像加工について書いてみることにしました。何種類かの加工を加えていますが、今回は遠近法変換について書いてみます。
 
この写真は、先日電気の史料館で撮影した日本電力株式會社の蓋です。真上に照明があったので、真上からの撮影ではどう頑張っても撮影者の影が入ってしまいます。館内は撮影可能ですが、フラッシュを利用しての撮影はご遠慮くださいとのことですので、フラッシュも使えません。例えフラッシュを使えたとしても、真上からのフラッシュ撮影では金属部分の反射光が強すぎて、いい写真を撮るのはとても困難だったりします。
 
 
 

斜めに撮影逆向き斜めに撮影

こういった場合筆者は斜めに撮影します。左の写真は正面から、右の写真は蓋の上部から斜めに撮影したものです。色合いは左の写真のほうが自然なのですが、肝心な社章の部分が判別しづらかったので、掲載する写真として右の写真を選びました。
 
 
 

ただ引き伸ばした例遠近法を使って引き伸ばした例

こちらが斜めに撮影した写真を加工したものです。左の写真は単純に縦に引き伸ばしたもの、右の写真は遠近法変換を使って引き伸ばしたものです。単純に縦に引き伸ばすと、蓋の中心がずれてしまい画像が歪んでしまうことがわかります。
 
遠近法変換については、フリーソフトを使うのであればGIMP、有料ソフトであればPhotoShopが便利です。GIMPを使う場合はツールボックスにある「遠近法」のボタン、PhotoShopを使う場合は「編集→変形→遠近法」のメニューから処理が可能です。それぞれのソフトの使い方は、詳しく説明してくれているサイトがたくさんありますのでそちらを参照してください。
 
 
 

補正用テンプレート

こちらは筆者が作った、画像を加工する際に利用しているテンプレートのイメージです。丸と直線を描いて半透明にしているだけですが、作っておくと加工をする際にとても役に立ちます。テンプレートを蓋の画像の上のレイヤーに配置して、蓋の中心を十字線に合わせ、蓋が円内にぴったり収まるように変形させれば、蓋を真上から撮影したような写真になります。(マウスカーソルを乗せると蓋の画像を表示)
 
 
 

照り返しがきつい例

他にも例をいくつか挙げてみます。この写真は茨城県龍ケ崎市の蓋ですが、真上からの撮影で影は入らないものの、照り返しがきつくてあまりよい写真とはいえません。
 
 
 

加工前加工後

こういった場合も斜めから撮影するとよい結果が得られます。左の写真が斜めから撮影したもので、右の写真が遠近法変換で真上から撮影したように加工したものです。上の、実際に真上から撮影した写真と比べると、絵柄が引き立ってよい写真になっています。(自画自賛だな)
 
 
 

寄って撮影した例変換後画像の端が切れてしまった例

斜めに撮影する際に注意することが一つあります。あまり寄りすぎて撮影すると、遠近法変換後に画像の端が切れてしまうことがあるのです。左の写真は蓋に寄って斜めに撮影したもので、右の写真はそれを遠近法変換で加工したものです。加工後の写真を正方形に切り出すと、画像の下部が一部切れてしまうことがわかります。斜めに撮影する際は余裕を持って画角をとる必要があります。
 
 
 

フラッシュ撮影による反射

斜めに撮影して遠近法変換を行う方法は、フラッシュ撮影をする際にも応用が可能です。この写真は東京都瑞穂町の蓋ですが、訪れたのが夜だったためフラッシュ撮影が必要でした。しかし真上からフラッシュを使うと、このように絵柄がフラッシュの照り返しで潰れてしまうことがあります。
 
 
 

加工前加工後

こういった場合、斜めからフラッシュを使って撮影すると照り返しを抑えることができます。左の写真が斜めからフラッシュを使って撮影したもの、右がその画像を遠近法変換で加工したものです。
 
 
 

加工前加工後

最後に、斜めにしか撮影できなかった例として青森県深浦町の蓋です。町の中心駅である深浦駅で下車して蓋を探したのですが、深浦駅の周辺には下水道が整備されていないようで見つかりませんでした。しかし、同町内にある千畳敷駅付近に絵柄入りの蓋が設置されていることは電車の車窓から確認できました。ところがここで下車すると、本数の少ない五能線では宿まで帰れなくなってしまいます。泣く泣く車窓から望遠で撮影したのが左の写真で、それを遠近法変換で加工したのが右の写真です。受枠の部分が多少不自然ですが、意外と絵柄がきれいに再現できたのでブログに掲載することができました。