なまずの里 ~ 埼玉県吉川市
埼玉県吉川市
「ナマズ」と中川の「屋形船」がデザインされている。吉川市の東西にはそれぞれ江戸川と中川が流れており、蓋にも江戸川と中川のイメージ(左右の模様)がデザインされているようだ。蓋の上部には市のシンボルマークも入っている。
川に挟まれた地勢から、古くから川魚料理、とりわけ鯰料理が名物になっている。
色付きのものは展示用で、路上では彩色されていないやや小型の蓋を見つけることができた。ただ、数は少ない。
上水道の仕切弁の蓋にも「ナマズ」がデザインされている。
中型・小型の蓋。ナマズの表情がいい。
別の構図の「ナマズ」仕切弁。
「風船」と「蝶」の舞う自然の風景。こちらは上水道の空気弁の蓋。
市章の入った防火水槽の蓋。よく見るようで実はあまり見たことのない地紋の蓋だ。
「甲止栓」と書かれた蓋と、やたらと小さい「止水栓」と書かれた蓋。止水栓の種類と構造については㈱日邦バルブやJIS規格用語のページが参考になるが、「甲止栓」とは、「甲形止水栓」のことで、水道の蛇口のようにくるくる回すタイプ(コマ式)の栓のことらしい。「乙形止水栓」というのもあって、こちらはガスの元栓のように90度ひねると開閉が切り替わるタイプ(ボール式・コック式)の栓のことらしい。
吉川駅。武蔵野線の駅。今のところ市内唯一の鉄道駅だが、2012年には新駅、吉川南駅が開業する予定だ。
駅前には金色に輝く親子の鯰像が設置されている。親鯰の体調は5m。金箔が施されているが、そのためにヒゲを盗まれたことがあるらしい。
「なまずの里」だけあって、足元にも鯰。
店先にも鯰。この鯰、「ラッピー」というらしい。
市民交流センターに到着。よしかわマルシェ(朝市)が開催されていた。天気もよく大勢の人で賑わっていた。
食材ナマズもいた。愛嬌のある顔だね。
さらに歩くと立派な古墳が現われた。古墳に登るとは罰当たりな、などと思いつつ案内を確認すると、これは古墳ではなく公園のシンボル、「よしかわ富士」なのだそうだ。高さは16m。
よしかわ富士の頂上からの眺望。平野が広がり見晴らしはよいが、周りは住宅地ばかり。
その住宅地で見つけたステキな地紋の電気の蓋。こんな楽しげな地紋の蓋は初めて見た。
この蓋はこの地域の各家庭に設置されているが、他の蓋と一纏めになっており、一つのユニットになっているようだった。奥から順に電気、電話・CATV、汚水、雨水、止水栓の蓋が並んでいる。
吉川市役所まで足を伸ばしてみた。最初に掲載した色つきの蓋は市役所玄関前に展示されている。「農業集落排水事業用鉄蓋」と書かれているので、このデザインの蓋は市街地ではなく農地周辺を探した方が遭遇しやすいのかもしれない。
隣には市制施行時に詰められたタイムカプセルも置かれている。旧吉川町は1996年4月1日に単独で市制を施行している。
中川に出た。川沿いに歩いて吉川駅へと戻る。川沿いの土手を歩くのは気持ちがよい。
関連リンク
●埼玉県吉川市(駅からマンホール:2014/01/30)
●悠紀’s缶さん 2 3 4 5 6
●どら焼き親父写真館さん 2
●夏川立也のパワー・コミュニケーションさん