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バスケの街 ~ 秋田県能代市


秋田県能代市

秋田県能代市
 
月遅れの七夕に行われる「ねぶながし行事(役七夕)」の「シャチ流し」がデザインされている。
 
 
 

秋田県能代市

こちらは「カモメ」がデザインされた上水道の蓋。能代市は2006年3月21日に二ツ井町との新設合併により新たに能代市となっているが、この蓋に入っている紋章は旧能代市の市章だ。また、旧能代市の鳥が「カモメ」だったが、新能代市の花・木・鳥はまだ決定されていないようだ。
 
 
 

能代駅

能代駅。五能線の駅。隣の東能代駅には奥羽本線が通るが、市街地にあるのはこちらの駅だ。そのため東能代駅-能代駅を往復するだけの区間列車が多く設定されている。市街地に幹線である奥羽本線が通らなかったのは、奥羽本線を敷設する際に地域の反対運動があったことが理由のようだ。
 
 
 

能代駅

能代駅のホームにはバスケットゴールが設置されている。能代市は全国大会での優勝回数が60回近いという能代工業高校のバスケットボールでの活躍が有名で、市でも「バスケの街づくり事業」を推進しているという。
 
 
 

山王工業高校

能代工業高校は、井上雄彦の「SLAM DUNK」に登場する「山王工業高校」のモデルにもなっている。(集英社ジャンプ・コミックス「SLAM DUNK」第25巻、「#217 夜明けの天才」より)
 
 
 
関連リンク
  ●能代でらっと情報さん
  ●マンホール友の会さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●TAKESHI’S ALBUMさん
 



新潟県広神村


新潟県北魚沼郡広神村

新潟県北魚沼郡広神村(現 魚沼市)
 
「ミズバショウ」がデザインされている。よく耳にするし、行ってもみたけど何処にあるのか即答できない「尾瀬」は広神村の近所ともいえる位置にある(隣接していた湯之谷村の南端が尾瀬に属する)。ただし「ミズバショウ」は広神村の花(カタクリ)でも木(ウワミズザクラ)でもない。
 
広神村は2004年11月1日に、小出町、堀之内町、湯之谷村、守門村、入広瀬村との新設合併により、魚沼市となっている。
 
 
 

箱根町立箱根湿生花園

こちらは同じデザインの彩色された蓋。ただし撮影場所は神奈川県の箱根湿生花園前だったりする。箱根湿生花園がデザインを転用したものと思われる。
 
 
 

新潟県北魚沼郡広神村

こちらは一回り小さな蓋。フキノトウにも見えるが、何をデザインしたのかよくわからない。村の花(カタクリ)でも木(ウワミズザクラ)でもなさそうなのでお手上げ。
 
 
 

藪神駅

藪神駅。只見線の駅。旧村内の地域に駅は3つあるが、どれも無人駅。
 
 
 

藪神駅 時刻表

藪神駅の時刻表。さすがにこの本数だと鉄道でマンホールの蓋を撮り集めるのには無理がある。この日(2009/08/08)はここから歩いて小出駅まで戻った。
 
 
 

キハ40系気動車

藪神駅を出発するキハ40系気動車。只見線は小出駅で上越線と連絡しており、会津若松駅まで続いている。
 
 
 
関連リンク
  ●箱根町立箱根湿生花園(駅からマンホール:2008/04/05)
  ●魚沼生活さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●悠紀’s缶さん
  ●月刊下水道さん
 



田んぼアートの元祖 ~ 青森県田舎館村


青森県南津軽郡田舎館村

青森県南津軽郡田舎館(いなかだて)
 
「田舎館式土器」と「稲穂」がデザインされている。村内には弥生時代中期の垂柳遺跡があり、多くの土器や水田跡などが発掘されている。
 
 
 

田んぼアート

田舎館村の田んぼアート。1993年に村おこしとして始められ、17回目になる今年のテーマは「戦国武将とナポレオン」。
 
 
 

田んぼアート

田んぼアート

現在では山形県米沢市愛知県安城市など全国で同様の田んぼアートが行われているが、元祖はここ田舎館村だ。回数を重ねるたびに技術が向上しているようで、規模も質も田舎館村の田んぼアートが一番のようだ。
 
 
 

田舎館村役場

城を模した造りの田舎館村役場。田んぼアートはこの村役場の天守閣から見ると最も綺麗に見えるように計算されている。
 
 
 

田んぼアート

下から田んぼを眺めても何が描かれているのかはわからない。田舎館村の田んぼアートは5種類の色の異なる品種の稲で描かれており、稲を倒したり焼いたりして描いているわけではない。ミステリーサークルなんて相手にならないくらいの質の高さだ。
 
 
 
関連リンク
  ●ちょっとそこまでさん
  ●本と古伊万里と買い物をこよなく愛する30女の消費記録。さん
  ●kerokerofrogの のほほん日記さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●空っ骨病みTagebuchさん
 



形状記憶セラミック ~ 青森県木造町


青森県西津軽郡木造町青森県西津軽郡木造町

青森県西津軽郡木造(きづくり)(現 つがる市)
 
木造町の亀ヶ岡遺跡から出土した「遮光器土偶」がデザインされている。周囲に配置されている「マツ」と「イチョウ」の葉は、町章の構成要素でもある。
 
木造町は2005年2月11日に、森田村、柏村、稲垣村、車力村との新設合併により、つがる市になっている。
 
 
 

青森県西津軽郡木造町

こちらの蓋にも「遮光器土偶」がワンポイントでデザインされている。この土偶は発掘時から左足が欠けており、また各地で発掘された同種の土偶もどこかしら体の一部が欠けていることがほとんどなので、欠けていること自体に何かしらの意味があるのだと考えられている。(例えば豊穣を祈願する儀式などで土偶の体の一部をわざと切断するなど)
 
 
 

木造駅

木造駅。夢に出てきてうなされそうな凄い駅舎。当初は電車の発着に合わせて土偶の目を点滅させていたが(いってらっしゃいビーム)、子供が怖がるという理由で最近では自粛しているのだとか。ふるさと創生事業の一億円を利用して造られたのだそうだが、こういう無駄遣い、筆者は決して嫌いではない。木造駅は、「巨大な土偶が出迎える迫力ある駅舎」として東北の駅百選に選定されている。

 
 
 

馬市まつり

この日(8月30日)は丁度「馬市まつり」が行われており、通りは多くの人で賑わっていた。電車の本数が少ないので祭の開催時間前にこの地を泣く泣く後にしたのだが、それでも雰囲気はよく伝わってきた。
 
 
 

馬市まつり

この祭は明治36年から木造町で始まった農耕馬のせり市が起源で、現在では「馬ねぶた」をひいて町を練り歩く「馬ねぶたパレード」を中心にした祭になっている。
 
 
 

馬市まつり

馬市まつり

ねぶたの大きさは小さいが、工夫を凝らしたねぶたがたくさん見受けられ、なかなか楽しそうな祭だ。
 
 
 
関連リンク
  ●しゃこちゃん(木造町ホームページ跡)
  ●悠紀’s缶さん
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●マンホール友の会さん
  ●ヤッホー!フォト・ラララさん
 



小説「津軽」の舞台のひとつ ~ 青森県深浦町


青森県西津軽郡深浦町

青森県西津軽郡深浦町
 
「日本海」に沈む「夕日」と「カモメ」がデザインされている。水平線上の平べったい形状のものは何かを意図してデザインしたのだと思われるが、何なのか謎。島?それとも海に映る夕日か?
 
ともかく、西側を日本海に面した深浦町は夕日鑑賞の名所で、「夕陽海岸」を名乗っている。
 
 
 

深浦駅

深浦駅。五能線の駅で、リゾートしらかみも停車する。
 
 
 

深浦丸

深浦駅には北前船「深浦丸」の模型が展示されている。深浦港近くにある「風待ち舘」には実物の三分の一の大きさで復元された「深浦丸」が展示されているそうだが、今回は時間の関係でパス。
 
 
 

大岩

駅を出ると目の前はすぐ海で、右手には「大岩」が見える。歩道が整備されており、手軽に海の真ん中へ行くことができる。
 
 
 

猿神鼻の洞門

猿神鼻の洞門。この辺りはもともと断崖絶壁で、岩をくり貫いて道を作ったのだそうだ。現在は埋め立てられ、国道101号線が海沿いの道となっている。
 
 
 

ふかうら文学館

ふかうら文学館。太宰治の小説「津軽」の中で太宰が実際に宿泊したという「行きあたりばつたりの宿屋」こと旧「秋田屋旅館」を改装した町営の文学館で、2004年に開館した。作中で「汚い部屋」と表現された部屋も再現されている。
 
 
 

深浦港

深浦港とふれあい橋。奥に見える建物は海鮮市場ピアハウス。深浦の海の幸を堪能できる。
 
 
 

千畳敷海岸

こちらは同じ深浦町の千畳敷海岸。千畳敷駅に停車中の普通列車から撮影。リゾートしらかみ3号を利用するとこの駅に10分間停車してくれるので、千畳敷海岸を散策できるのだそうだ。
 
深浦町は南北に広い町で18もの駅があるが、そのなかで千畳敷駅は最も北に位置する駅になる。ただし、弘前方面へ南下したところにもう2駅あるので、最も北であるが端の駅ではない。この千畳敷海岸も小説「津軽」で言及されている。
 
 
 
さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行かう。絶望するな。では、失敬。
 
 
 
関連リンク
  ●鯛の尻尾を奪い取れさん
  ●空っ骨病みTagebuchさん
  ●どら焼き親父写真館さん