まず目に付いたのが、煉瓦造りのマンホール。昭和4年に設置され、平成13年に撤去されたものなのだそうだ。
「東京都下水道 合流」と書かれた蓋。下水道局の紋章も入っている。このタイプの蓋はまだ見かけたことがない。
「災害用」と書かれた蓋。災害時に必要となる下水道ということは、簡易トイレだろうか。
「アヤメ」のマークが入った蓋。こちらは「災害用・トイレ」と目的がはっきりしている。
人孔縁塊付きの鉄筋コンクリート製の蓋。マンホールのふた 日本篇(林丈二 サイエンティスト社 1984)によると、鉄筋コンクリート製の蓋は昭和7年頃に森勝吉さんが考案したもので、このダイヤ穴が開いたものが最初のデザインだったのだそうだ。人孔縁塊についてはG&U Vol.3(G&U技術研究センター 2008)のコラムに記述があるが、こちらの考案者も同じく明工舎の森勝吉さんとのことだ。
下水道局の旧紋章が入った蓋。綺麗に錆びているが、この蓋は比較的最近のもので、昭和40年代から平成4年まで新規で設置されている型の蓋だ。
同じく下水道局の旧紋章が入った蓋だが、こちらは上の蓋よりも一世代前の蓋で、中心に穴があり、都章がややずんぐりむっくりした形になっている。
下水道局の旧紋章が入った角蓋。恐らくかなり古い。
コンクリート製の蓋。見えにくいが中央に東京市章/都章が入っている。縁石が御影石でできており、かなり立派だ。
下水道局の旧紋章が入った鉄筋コンクリート製の角蓋。
下水道局の旧紋章が入った鉄筋コンクリート製の蓋。
都章が入った鉄筋コンクリート製の蓋。
同じく都章が入った鉄筋コンクリート製の蓋。やや大きめ。
下水道局の紋章が入った鉄筋コンクリート製の蓋。
小型の鉄蓋。別名「犬の集会」蓋。サクラの花びらをじっと見ていると、犬(もしくはカピバラ)の顔に見えてくる。
ここにも現行のキャップ付きの蓋があった。
一世代前の蓋。綺麗に錆びている。
無印(よくよく見ると東京市章/都章が入っている?)の燈孔蓋。縁石も立派だ。
蔵前水の館の館内にも展示されていた、下水道局の旧紋章が入った燈孔の蓋。燈孔についての話をしていたら、下水道局の方から貴重な資料を頂き、この蓋がまだ現役で残っていることも判明した。大収穫の一日だった。