稲田石 ~ 茨城県笠間市


茨城県笠間市茨城県笠間市

茨城県笠間市
 
市の花「キク」、市の木「サクラ」、市の鳥「ウグイス」がデザインされている。笠間市は2006年3月19日に旧笠間市、友部町、岩間町の新設合併によりできた新しい市で、ここにデザインされている市のシンボルもそれぞれ新しく制定されたものだ。ちなみに旧笠間市の花・木・鳥は、キク・カシワ・メジロだった。
 
 
 

友部・笠間広域下水道組合友部・笠間広域下水道組合

こちらは合併前の時代の蓋。当時この地域の下水道は友部・笠間広域下水道組合が管理しており、旧笠間市・友部町共通のシンボル(市・町の花)だった「キク」がデザインされている。友部・笠間広域下水道組合は合併後に解散され、その事業は笠間市上下水道部下水道課に引き継がれている。
 
 
 

謎の彩色方法

この蓋は色砂を使ったような方法で彩色されている。稀に見かける彩色方法だが、どういった材料・方法で彩色されているのか、過去の下水道展で鉄蓋製造元の方に何度か尋ねているのだが未だに判明していない。この彩色方法は味があって筆者の好みなのだが、この方法で彩色された蓋は色褪せしていることが多い。
 
 
 

友部・笠間広域下水道組合

こちらは以前掲載したこともある、エポキシ樹脂を用いて彩色された蓋。エポキシ樹脂による彩色方法では色褪せは少ない。
 
 
 

茨城県笠間市

こちらは旧笠間市の花・木・鳥、「キク」・「カシワ」・「メジロ」がデザインされた消火栓の蓋。メジロ(旧市の鳥)とウグイス(新市の鳥)の区別は難しいが、カシワ(旧市の木)とサクラ(新市の木)の区別は容易なので、この蓋は旧笠間市のものと分類できる。
 
 
 

茨城県笠間市

こちらは合併後の新笠間市の市章が入った蓋。リングが三つ(恐らくは合併前の3市町のイメージ)で「K」の字を作っている。
 
 
 

茨城県笠間市

こちらは合併前の旧笠間市の市章が入った蓋。カタカナの「カ」・「サ」・「マ」の字を基にしたデザイン。
 
 
 

茨城県西茨城郡友部町

さらに合併前の友部町の町章が入った蓋。旧笠間市の市章に似た形をしている。
 
 
 

稲田駅

水戸線、稲田駅。この日は笠間市の稲田地区を散策した。
 
 
 

中野組石材工業

程なく中野組石材工業㈱に到着。入り口には「日本一の採掘場」と記されており、敷地内には御影石を使った石造が野外展示されていた。
 
 
 

石切山脈

石切山脈とも呼ばれるこの地域からは、上質な御影石で有名だという稲田石が採掘されており、周辺には採掘場がたくさん立地していた。東京駅や日本橋、国会議事堂など数多くの歴史的建造物に使われている石材もこの地で採掘されたものなのだという。
 
 
 

おみやげ

おみやげに稲田石をもらった。さて何に使おうか。
 
 
 

稲田神社

石切山脈を後に、少し歩いて稲田神社に到着。スズメバチがわんさと飛んでいた。
 
 
 

稲田御坊 西念寺

さらに歩いて西念寺に到着。稲田石を敷き詰めた参道を進むと、立派な山門が現れた。
 
 
 

西念寺

浄土真宗の宗祖である親鸞が長く逗留し、この地で聖典を記したとされている。そのため西念寺は浄土真宗の聖地で、別格本山の単立寺院となっている。
 
 
 

親鸞聖人御頂骨堂

親鸞聖人御頂骨堂。門には固く鍵が掛けられており、これ以上は近づけない。さすがに聖地だ。
 
 
 

西念寺

決して広大ではないが、調和のある落ち着いたなかなか良い雰囲気の境内。
 
 
 

磯蔵酒造

最後に蔵元を訪問。笠間焼きのお猪口をもらい、日本酒の試飲を行った。
 
 
 
関連リンク
  ●この日の管理人のつぶやき(Twitter)
  ●茨城県笠間市(駅からマンホール:2007/11/04)
  ●友部・笠間広域下水道組合(駅からマンホール:2007/11/04)
 

この記事へのコメント 3件

  1. アバター画像 駅からマンホール より:

    補足
     

    友部駅

    合併後の笠間市の新しい蓋は友部駅北口に設置されていました。散策した稲田地区には下水道が整備されていないようで、蓋はありませんでした。(写真は友部駅南口)

  2. ふさちどり より:

    こんばんは。(受験生なのでこんなことしては良くないんでしょうけれど)

    ↓これではないでしょうか。
    http://www.fujino-kougyo.co.jp/products/skid.html
    クリスタルストーンサンドを使用した滑り止め加工らしいです。

  3. アバター画像 駅からマンホール より:

    クリスタルストーンサンド! これかもしれませんね。引き続き調査してみます。
    ありがとうございました。

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